リケイさん！電力会社やめちゃったんですか！
なんで？なんで？
実はいろんなことがあったんだよ。
ということで、私事ではありますが今回は「私が電力会社を退職した理由」について解説していきます。
私が電力会社を退職した理由と実際に退職するのやりとりなどを知ることができます。
電力会社では他企業（業界）と比較すると離職する人が少なく、退職体験談を聞く例は多くないと思われます。
そこで、新卒で電力会社に入社したリケイが、
退職に至るまでの気持ちや実際に退職をするまでの行動について、詳細に書いた体験談となります。
結論からお伝えすると、予期せぬ異動をきっかけに自分の将来を考えて退職しました！
以前、電力会社の退職（異動）事情に関する記事も投稿していますのでご覧ください！
それでは本編となります！
【順風満帆】電力会社をやめる前の私｜バリバリサラリーマン
前回の部署異動から数ヶ月して新しい業務にもようやく慣れてきた頃の私はというと…
この仕事楽しい！
と仕事や人間関係の相性にも恵まれ、順風満帆な会社生活を送っていました。
そのため、日々の業務にプラスして色んなプロジェクトにも参加するようになります。
一時期は仕事が増えて大変なこともありましたが、仕事のやりがいと成果を数字で表すことができた達成感でいっぱいでした。
上司と1対1の面談｜希望部署・希望エリアを確認
年度末を迎えると、上司と部下の1対1で面談をします。
面談の主な内容はこちらの通りです。
私（リケイ）の上司からの評価は…
仕事面については文句なし。
普段の素行も人間関係も特に問題ないし、優秀だね。
と、かなりの高評価をいただいていました。
また、希望部署や勤務地について聞かれた際には…
仕事も覚えてきて今が楽しいので、来年度もここが良いです。
勤務地も今いる所が希望で、異動するにしても都市圏でお願いします。
と回答して、自分の希望を伝えると…
わかった。
私もリケイ君には、来年度もここで一緒に業務してもらおうと考えているよ。
と、私にとっては嬉しい返答をいただけました。
【波乱】異動辞令が突然来た｜まさかの事態にショック
面談をしてから数ヶ月後、部署異動の時期がやってきました。
前回の面談内容から
私には関係ないな…
と思っていた矢先、ある日突然上司から個室に呼び出されました。
この時期に誰もいない個室に呼び出し？
という明らかに嫌な予感がしそうですが、恐る恐る呼び出された場所に行き、話を聞いてみると…
リケイ君。君に異動の話が来ている…
と上司からまさかの一言。
しかも、
どうやら異動先は発電部門で、勤務地はここから遠い〇〇（僻地）という所なんだ。
これを聞いた私は、
そうですか。
わかりました。
と回答しますが、内心はかなりショックでした。
それもそのはずで、今の部署が気に入っていた私にとって、仕事面と勤務地の両方の希望が一切考慮されない異動だったためです。
こちらに私の希望を改めて載せておきます。
| 希望 | 現実 | |
| 仕事 | 今の部署に居たい | 発電部門での新業務 |
| 勤務地 | 今のエリア or 都市圏 | 全く知らない僻地 |
送配電部門の私が、全く知らない発電部門かつ行ったこともない勤務先になってしまいました。
この話を聞いた数週間後には、会社から正式な異動発表がありました。
それからは業務の引き継ぎと片付けに追われ、プライベートでも引越し準備などであっという間に過ぎていきます。
異動の話を聞いた直後はショックが大きかった私ですが、
行ってみないと何もわからないし、案外良いかもしれない。
と気持ちを切り替え、前向きに考えていました。
【原因】僻地なこと以外は完璧だが｜気持ちの変化
上司から異動の話を聞いた1ヶ月後、私は馴染みのない土地でとある発電所に勤務していました。
それから新しい配属先になり、しばらく実際に業務をしてみた率直な気持ちは、
あ、ダメだ。これは…
と、私の仕事に対する糸がどこかで切れてしまったような感覚になりました。
異動先は「真っ当な仕事内容」「適切な労働環境」「人間関係も良好」で不満はありませんでした。
一見、理想とも言えるような環境なのに、どうしてこのような気持ちになってしまったかというと…
これらについて1つ1つ解説していきます。
原因1：未経験分野への異動
今回の異動で1からスタートすることになった私ですが、
新しい業務に全く興味関心が持てませんでした。
ワガママな意見かもしれませんが、この時の私は良くも悪くも行動力があり、1からスタートするなら自分の興味のある分野で仕事がしたいという思いがありました。
そのため決して、発電部門の業務がつまらないということではありません。
もし、私が発電部門入社でいきなり送配電部門になったとしても同じことになっていたでしょう。
これは私の性格によるところが大きいですね。
原因2：出勤するとスマホが使えない
毎日、職場に出勤すると、
電波が届かず圏外！
職場はかなり僻地（田舎）に建っており、大手キャリア1社のみしか電波が届かないような環境でした。
私は楽天モバイルを使っていたので、出勤して帰宅するまでスマホが利用できない不便な生活をしていました。
もう昼休みは寝るしかありません。
原因3：副業に支障が出る
異動したことによって、
取り組んでいた副業にも影響が出るように…
この時点で、このブログと会計の2つの副業をしていた私ですが…
リケイ君が異動してから、伝票を送らないといけなくて大変になっちゃったよ。
本当に申し訳ありません…
異動をきっかけにお客さまに負担をかけてしまうことになり、一時は副業を辞めることまで検討しました。
【決断】ついに退職する意思を固める
異動する前…
異動の話を聞いてショックを受けていた私へ、上司が気遣ってくれたのか、
辛いし不満も多いと思うけど、2〜3年辛抱したら戻ってこれる！
ここを乗り越えたら、本社勤務をしたり将来偉くなれるよ！
と、励ましてくれました。
しかし、私にとってはこの言葉は全く響くことはなく、これまでお話ししてきた要因もあり…
やっぱり、電力会社辞めよう。
この「やっぱり」の言葉には、安定を捨てる怖さや今後の不安など様々な迷いの結果でもあります。
これまで異動先の不満などを述べてしまいましたが、悩んだ末の退職理由は前向きなものだと思います。
心のどこかで「本当にこのままでいいの？」という葛藤がありました。
【即行動】退職に向けて密かに動きだす
それからの私の行動は非常に早く、
退職の決意をした、2ヶ月後には最終出社日を迎えていました。
家族や友達へ報告
そんな私が1番に行ったことは、地元の家族や友人へ退職のことを伝えることでした。
そのため、次の週末で有給を使って、移動で1日はかかるような遠く離れた地元へ帰ります。
帰って早速、自分の退職の気持ちを伝えますが…
せっかく大学まで行って大企業入ったのに…
もったいないよ！
など、知名度抜群で安定した印象のある電力会社の退職は、やはり反対意見が多かったですね。
電力会社の評判の高さを改めて認識しましたね。
直属の上司と管理職へ報告｜その後面談
家族や友人に気持ちを伝えたら、本格的に動き出します。
退職を伝えるなら早い方が良い！
と考えた私は有給明けの出社した日、社内メールで上司宛へ個人的な相談があると連絡します。
しかし、直近の都合が悪いらしく1週間後に個室で話し合うことになります。
そして1週間後の日…
電力会社を退職させていただきたく思います。
と、退職のことを上司へ報告。
すると、上司の第一声は…
どうしたの？何か嫌なことでもあった？
と心配してくれましたが、次に働く先（嘘）があることや今の気持ちについて伝えました。
すると、上司から軽く止められるような発言がありましたが話をしているうちに…
もう止めても無駄かな？
それに次も決まっているなら…
と、すぐに今後の流れについての話になりました。
その後、さらに役職が高い人と上司を交えて2回目の面談で、またしても考え直すように言われますが
転職先に迷惑がかかりますので…
と静止を振り切り、人事を含めた正式な手続きへと進んでいきます。
【退職報告】他の社員へ退職のカミングアウト
2度目の面談以降。
私は日常業務をしながら、空いた時間で身の回りの整理や貸与品返却などの退職準備をしていました。
この時点では、上司や人事以外の他社員には退職することは誰にも伝えていませんでした。
そのため、
グループの人にいつ言おうかな…
とタイミングを伺う日々が続きました。
そんなある日、急遽グループ内で会議を行うと上司から通達があり、ここで退職のことを言おうと決心がつきます。
これは私の最終出社日の1週間前でした。
同グループの人へ退職の報告
約20人でグループ会議はいつも通りスタートします。
そして、議題が尽きたタイミングで上司から話を振られて、
異動してそんなに経っていませんが、電力会社を退職させていただきます。
と、挨拶をしました。
これを聞いたグループの人も直後は驚いていましたが、すぐに平常心に戻り
そうなんだ。
色々大変だろうけど頑張ってね！
と応援の言葉をくれたことを覚えています。
それからは周りの人が私が担当していた業務を受け持ってくれて、退職準備に注力することができるようになりました。
他グループへ最後の挨拶
そして来る、最終出社の日。
朝礼にて、複数部署の人の全員（約100人）へ
短い期間でしたが、お世話になりました。
最後の挨拶としては簡単に済ませ、深々したお辞儀をして朝礼を終えました。
すると、朝礼後…
先輩、次はどこに行くんですか？
俺も、もうすぐやめようと思ってるんですよ。
と後輩や何人かの面識がない社員から話かけられましたが、
みんなも頑張ってね！
とエールを送って、軽く流していました。
お世話になった人へのメッセージ
朝礼後は、これまでの電力会社生活で特にお世話になった人へお礼のメールを書いていました。
この時、辛かったことや楽しかったことなど色々な出来事を思い出して涙ぐんでいましたね。
メールを送信後、異動する前の上司から電話連絡があり、
今回は俺の力不足で、本当に申し訳ない。
上司さんが謝ることではないですよ。
遅かれ早かれこうなっていましたので、気にしないでください。
と伝え、簡単に世間話をして電話を終えました。
そんなことをしていたら、
リケイさん、本日が最終出社日ということでお話しよろしいですか？
人事グループから連絡があり、最後の面談に向かいます。
【不安】人事部から最後の呼び出し
指定された会議室に行くと1人の人事担当者が待っていました。
この時の私は「何を言われるのだろう…」と不安に思いながらも用件を聞いてみると、
退職理由の再確認と書類のサイン。
副業のことなど色々不安でしたが、考えすぎだったようです。
そして、一通り用件が済んだところで軽くお話しをしたのですが…
正直なところ、定年でもないのに退職されると非常に困ります。
やはり会社（人事）としては、若手社員の流出は問題視しているみたいでした。
それ以外にも会社についての話をした後、人事の人から、
最後に今後の採用のため、あなたから見て退職しそうな人はどんな特徴があるでしょうか？
好奇心や行動力が高く、プライベートでも資格（スキル）を身につけていく人ですね。
と回答して、その面談は終了し、私の最後の出社は終わりました。
【満喫】有給を大量消化｜やりたいことをやる
最終出社日を無事終えた私は、
長年溜めてきた1ヶ月以上の有給を使い、退職しました。
1ヶ月以上！長すぎる有給はトラブルになるって話を聞いたことあるけど大丈夫だったの？
引き継ぎや片付けが済んでいたので、全く問題ありませんでした！
これについては、さすが大企業だと思いましたね。
そこからと言えば、社員寮から地元に戻ったり、副業に専念したりなどやりたいことをとにかくやっていき無事に退職日を迎えました。
最後に
もしこれを読んでいるあなたが、
今の会社や働き方で不満を感じているなら行動していきましょう！
私は行動した結果「退職」という選択をしましたが「転職」「部署異動」など色んな道があると思います！
しかし、いきなり行動するには勇気がいると思います。
下に、私が「部署異動」「転職活動」をしてきた時の考えなど詳しく解説してますので読んでみてください。
また、これは退職した今となったから言える話ですが、
退職理由は、嘘でもなんでも良かった！
もしあなたが、退職したくてもできなくて困っているなら「転職先が決まっている」ことを会社側に伝えるとすぐに諦めてくれますよ。
その際、次の転職先がどこか聞かれましたが、会社に言う必要（トラブルを避けたい為）はないので答えませんでした。
個人的に「転職する」と言ったことで手続き上で問題が起きないか不安ではありましたが、全く問題ありませんでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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それでは次回の記事でまたお会いしましょう！