電力会社を退職する人ってどのくらいなの?
退職する人はどんな理由なの?
こんな悩みについて解説します。
電力会社は「まったり高給」やストレスフリーで人気な業界と世間からは言われていますが、実際に働いている人の声は気になりますよね。
ということで、今回は電力会社に入社し、現在は退職したリケイが
電力会社の退職について、離職率から(私を含め)退職や部署移動した人数やその理由について詳しくお話ししていきます。
結論からいうと、「待遇」や「成長性」に不満を物足りなさを感じて電力会社を退職する人が多いです。
また「人間関係」で悩んでいる人は、退職ではなく部署移動を選択する人が多いです。
それでは本編となります!
【比較】電力会社の離職率|やっぱり低い!
電力会社の離職率については、就活四季報総合版2024の「新卒3年後離職率」より、
電力・ガス業界の離職率は、7.9[%]です。
比較対象として、就活生の人気業界の離職率についても載せさせていただきます。
業界 | 離職率[%] (前年度) |
---|---|
電気・ガス業界 | 7.9(9.5) |
メーカー | 11.2(10.2) |
情報・通信 | 13.9(14.8) |
金融 | 16.3(15.4) |
商社 | 17.8(15.2) |
全業界平均 | 14.1 |
電力などのインフラ業界は、
他の業界と比べて離職率が低いことが見て取れますね!
こちらは各電力会社の新卒3年後離職率のまとめとなります。
電力会社 | 2021年調査 | 2022年調査 |
---|---|---|
北海道電力 | 11.1 | 8.3 |
東北電力 | 4.8 | 2.6 |
東京電力 | 13.4 | 14.9 |
中部電力 | 11.2 | 7.1 |
北陸電力 | 5.7 | 4.4 |
関西電力 | 5.6 | 3.2 |
中国電力 | 3.3 | 6.6 |
四国電力 | 3.9 | 0 |
九州電力 | 3.5 | – |
沖縄電力 | 0 | 0 |
東京電力だけやけに離職率が高めだ!
震災関連事業や年俸制や教育体制など、
他の電力会社と異なるところが多いのが影響しているのかもしれないね。
【生の声】電力会社の若手社員の退職・異動人数は?
ここからは、電力会社の現場で勤務していた私の生の声をお届けします!
今回は当時私が配属され、最も体育会系で厳しいと言われている配電部門の例となります。
結論からいうと
入社して3年以内に約10[%]の社員が退職もしくは部署異動しました。
時期としては、入社から1年が経過して2年目に到達時点が特に多かったです。
ここから具体的な人数の推移について解説します。※特定防止の為に数は少し変えています。
- 入社時100人:配電部門に入社!
- 研修時代97人(➖3):半年間の研修生活
研修の厳しさで一部の人が退職する
- 1年目95人(➖2):実現場に配属されて本格的なお仕事がスタート!
先輩上司との人間関係や実現場の仕事内容に悩む人が・・・
- 2年目90人(➖5):色々悩んだ結果行動する人が出てくる!
少しの間耐えてみるけど「やっぱり無理!」となり異動や退職する人が続出!
- 3年目90人(➖0):仕事や人間関係にも慣れてくる
ここまで来ると退職者や異動者はそう多くない
配電部門を離れた人の内訳は、半分が退職。残りの半分は部署異動です。
【なぜ?】電力会社で部署異動する人の理由
電力会社で部署異動する人の理由ですが、多くの場合は
これらによって悩んでいることが多いです。
電力会社は電気を扱う会社なため、夜勤や当直(宿直)などどうしても勤務時間が不規則になりがちです。
また、技術系採用の多くは学歴に関係なく現場からスタートしますが、仕事内容や体育会系な人間関係に苦労する人が一定数います。
特に学歴が高い人の悩みでありがちなのが、
先輩たち、何かあるとすぐに怒鳴るし怖い…
なんか会社に行くのが嫌だな。
大学卒業しておいて仕事内容が高卒の人と同じ現場かよ。
やってること土方と同じじゃん・・・
俺って何してんだろ?
土方を例にあげておいて誠に申し訳ないのですが、配電部門含め現場部門だとこの悩みが本当に多いです!
このような理由の場合は、働く環境を変えてあげることで問題が解決することが多いです。
リケイも人間関係の問題で部署異動して、解決しました!
【キャリアアップ?】電力会社を退職する人の理由
退職する人も部署異動する人と同じじゃないの?
確かに一部被るところはありますが
部署異動する人とは明確に違う点があるんだよ!
電力会社を退職する場合の多くは…
退職と部署異動の理由で決定的に違うポイントは「成長」「キャリアアップ」が関係していることです。
電力会社の仕事に物足りなさ感じて転職
電力会社の仕事でよくいわれているのが、
新しいことを嫌い、やり方さえ覚えれば誰でもできる業務の繰り返し。
電力会社は昔の文化や慣例を重視するところがある昭和気質な会社という一面があります。
そのため業務は学歴など関係なく誰でもできるものが多いだけでなく、効率化などの新しいやり方がなかなか進みません。
それ以外にも、1日に何枚も紙を印刷したり何人もの上司からハンコをもらうスタンプラリーや古い独自システムをいつまでも使い続けるなどが今も当たり前のように存在します。
そのためある程度仕事を覚えたら、優秀な人は転職していく人が多いですね。
一通り専門知識を身につけたら、自分で会社を立ち上げて独立するパターンもあります!
独立して電気工事士や主任技術者として個人で活躍していくのも選択肢の1つです!
電力会社より待遇が良いところへ転職
また、待遇についても
電力会社は、良くも悪くも年功序列です。
そのため相当大きな過失や失敗をしない限り待遇は周りと同じであり、差がつくのは役職がつく頃になってからでしょう。
また高学歴な人からすると、大卒の人がいくような他の企業と比べると待遇が悪く、不満が多い声も多数あります。
そのため電力会社で働きながら転職活動をして待遇の良い会社が決まったら退職していく人が多いです。
今の待遇も悪くはないけどな・・・
転職活動だけしといて好条件が出たら転職しよ!
もし転職を考えているなら
もし、現状に対して悩んでいて転職を考えているなら「転職エージェント」がオススメです!
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具体的には、担当者へ電話やメール(ライン)で希望業界や年収を伝えたらその意向に沿ってくれます。
面接後半になると・・・
リケイさん。
企業から年収400万円と提示されていますがいかがですか?
それだとちょっと低いですね・・・
年収500万円なら即決しますと交渉お願いします。
こんな言いにくい内容についても担当者に伝えることで企業と交渉してくれます。
今だとCMでお馴染みのdodaがオススメです!
dodaの特徴として・・・
自分の適性(強み)がわからない人へ
転職はしたいけど、自分がどんな適性があるかわからないな・・・
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最後に
ここまで電力会社の退職(異動)事情についてお話ししてきました。
電力会社は比較的待遇の良い企業ではありますが、成長性という面においては物足りなさを感じる人がいるのも事実です。
現状について不安や疑問が少しでもある人は本業の裏で自己投資や転職活動、副業に取り組むなど自分で行動していくことが必要です!
優秀な人は副業やプログラミングの勉強などしていますね!
このブログを見て、少しでも皆さんが将来に向けて考えて行動する人が増えれば嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
Twitter(@rikei_zatsumama)で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう!