今回は、「電力会社の文化・風潮」についてお話しします。
電力会社と聞くと、
電力会社ってなんか昭和気質なところが多そう!
というイメージがありますよね!
ということで、現役電力会社勤務のリケイが電力会社の特有文化(主に現場)から「社会人として常識?」といったものを3つご紹介します。
の2点について知ることができます。
電力会社を考えている学生さんなら、一度確認しておくと入社した際にギャップが少なくなるかもしれませんね。
※文化・風潮とありますが、全ての場所であてはまるということありません(体験談含む)。
あくまでも「こういうところもあるんだな・・・」という気持ちで聞いていただけると幸いです。
仕事の準備は仕事じゃない!
まずは1つ目の風潮として、
仕事の準備は仕事じゃない!
これをみた多くの人は・・・
え?そんなの当たり前じゃないの?
と思うかもしれません。
学生さんも、部活などで開始時間前にコートや道具を出したり整備していつでも始められるようにしておいた経験があるのではないでしょうか?
確かにこの文化は当たり前な風潮がありますが、実は労働時間に当たる可能性が高いです。
労働時間の定義は・・・
実作業前後の準備行為の時間は,準備行為が義務付けられている場合や,これを余儀なくされている場合は,特段の事情が無い限り,労働時間となります。
弁護士法人 四谷麹町法律事務所
となっていますので、仕事の準備は労働時間と言えるのではないでしょうか?
しかし、実際は労働時間かどうかを判断するのは結局は上司次第となってしまいます。
いくら
仕事の準備は仕事じゃない!
と主張する人に上記のようなことを伝えても意味がありません。
大抵は、常識がない認定をされてしまうのがオチで火に油を注ぐだけです。
ここまでは、ごく一般論ですがこの準備が半端ないのが電力会社(現場)になります。
皆さんの思う仕事の準備とはどのようなことでしょうか?
リケイ思う一般的なものをあげてみました。
ぐらいじゃないですかね。
加わっても後一つや二つくらいではないでしょうか?
しかし、現場の場合は準備として以下のようなことが最低限加わると思います。
ここでいう仕事内容の理解は、「場所や目的や作業手順が頭に入っている」ということです!
大体の場合、朝礼終了後や車の中で1日の流れや手順を上司に説明しなければなりません。
ここまでを定時前にやって朝礼を迎えないと、上司からすると話にならないそうです。
さらに入社1.2年目まではこれに加え、雑用(事務所の清掃や車の窓拭き、倉庫の鍵開け等)が追加され始業開始時間の1時間前に来なければなりません!
これは電力会社というより現場の文化になりますが、こういったことが普通にありますし当然のように労働時間には入らないため残業はつけられません。
このように仕事の準備と言いつつ、サービス労働が多々ありました!
逆にこれまで会社生活の中で「残業をつけていいよ!」と言う人の方がレアでした。
上司が帰るまで自分は帰れない!
2つ目として、
上司が帰るまで自分は帰れない!(帰りにくい)
正確には帰りにくい雰囲気といいましょうか。これも、社会人ならあるあるですかね。
これには、
普段は現場なんだから、こういう時間に勉強でもしたら?
周りがまだ残っているんだから手伝うなりしたら?
等いろんな思惑があってこの風潮があるんだと思います。
リケイも「早く帰りたいなー」と思いながら無駄に資料なんかを眺めていた時期がありました。
しかも、この周りを待っている時間は当然のように残業としてカウントされませんでした。
そんな空気感の中、一人の先輩が意地でも帰る人がいたんですけど上司からの評価はやっぱり低かったですね。
その先輩が業務でミスした際には「あいつは勉強しないからなー」や「成長意欲がない」などと言った声がありました。
はっきりいってしまうと時間の無駄だと思います。
飲み会翌日は上司の机に若手が挨拶周り
3つ目の風潮として、
飲み会の翌日に上司へ若手社員が挨拶周りをする!
この文化は上記の2つとは異なり、電力会社の特有なもので多くの事務所で残っています。
飲み会をした翌日は、若手社員が朝一番で上司に挨拶回りをしなければなりません!
〇〇さん、おはようございます!
昨日はありがとうございました!
はーい。ありがとね。
この流れを飲み会に参加していた先輩上司の全員に行います!
普段なら部署単位の飲み会は月1以上でやっていたのでその度に挨拶をしに行かなければなりません。
しかも面倒なのが、この挨拶は朝一に行わなければなりません。
どういうことかというと、上司が事務所に入ってきて見かけた瞬間に挨拶に行くということです。
過去にリケイは、業務の件でお話しがあるから朝礼後に挨拶もそこでまとめてしたことがあるんですが、もちろんお叱りを受けました。
また、上司によって出勤時間はさまざまで、出勤の遅い上司の場合は若手が挨拶をする列ができます!これにはもう呆れるといいますか笑えてきます。
そんな飲み会はというと「若手も楽しくかつ上司が奢ってくれる」なんて思ったら大間違いです。
電力会社の飲み会は場所にもよりますが接待スタイルが多いです。
基本的に若手社員が上司の隣についてお酒や食べ物がなくならないように気を張り続けます。
決して、若手と上司がグループに別れてわいわいやるようなものではありません。
若手社員が自分から話す時は上司に「次の飲み物はどうしますか?」と聞くときくらいでした。
お代も上司が多く出してはくれてますが割り勘のときも全然あります。
でも1対1で飲んだときは奢ってくれることがほとんどですけど部署単位の飲み会は違います。
以下の記事に飲み会のことが少し書いてあるのでよければ合わせてご覧ください。
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面接後半になると・・・
リケイさん。
企業から年収400万円と提示されていますがいかがですか?
それだとちょっと低いですね・・・
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まとめ
ここまで電力会社の文化や風潮についてお話ししてきました。電力会社の文化と言っていますが、社会人や現場あるあるだったかもしれません。
働き方改革が推奨されているとはいえ、電力会社はまだまだ古い文化が数多く残っています。
大企業や歴史が古い会社が故に周りが新しい働き方に取り組んでいても動き出しは遅いと思われます。
そういった無駄はなくし、新しい技術をどんどん活用していきたい!という願いは電力会社では叶いにくいかもしれません。
しかし、自らが新しい技術や知識を学び活用していけたら電力会社では一つ抜けた存在、もしくは電力会社を出てもやっていけるのでないでしょうか?
社会人になったらほとんどの人が家で学習をしていません。一人で何かを続けるのはとても厳しいですがどんなに小さなことでも1年以上続けていれば周りからしたら立派なスキルとなっているでしょう。
皆さんも、小さなことからコツコツ続けていきましょう!
今回はここまで!
リケイTwitter(@rikei_zatsumama)では日々の思ったことや考え方、大学、電力会社事情についてつぶやいているのでよければ覗いてみてください。