電力会社の残業って多いのかな？
サービス残業とか強要されちゃうのかな？
こんな悩みについて解説します。
電力会社の残業事情について詳しく知ることができるでしょう。
電力会社は大企業でホワイトなイメージがありますが、実際のところはどうなのか気になりますよね。
そこで今回は電力会社員だったリケイが、
「各電力会社の残業時間データ」や「現場と事務での残業時間の違い」について私の体験談を交えて細かく解説していきます。
結論から言うと、電力業界の残業時間は月21.1時間と平均的です。
まあ、高くも低くもないという感じですかね。
それでは本編になります！
【比較】電力会社の平均残業時間｜平均的
残業時間について、就活四季報総合版2024「業界別残業時間（時間／月）」より
電力・ガス業界の平均残業時間は、18.9時間です。
比較対象として、就活生の人気業界の残業時間についても載せておきますね。
| 業界 | 残業時間[時間/月] |
|---|---|
| 電力・ガス業界 | 18.9 |
| メーカー | 15.6 |
| 情報・通信 | 21.0 |
| 金融 | 15.0 |
| 商社 | 16.6 |
| 全業界平均 | 18.1 |
電力などのインフラ業界の残業時間は、平均的と言えますね。
次に、各電力会社の平均残業時間についてみていきましょう！
| 会社名 | 平均残業時間[月/時間] |
|---|---|
| 北海道電力 | 26.0 |
| 東北電力 | 24.4 |
| 東京電力 | 20.6 |
| 中部電力 | 23.0 |
| 北陸電力 | 18.1 |
| 関西電力 | 19.1 |
| 中国電力 | 23.1 |
| 四国電力 | 15.7 |
| 九州電力 | ー |
| 沖縄電力 | 19.5 |
| 平均 | 21.1 |
九州電力だけデータがありませんが、他と大きく異なるということは少ないでしょう。
毎月20時間って言われてもあんまりピンと来ないな…
多いの？少ないの？
人によって感覚は違うけど…
月20時間と言うと毎日1時間くらい残業をしているイメージだね。
【実話1】電力会社員の現場時代の残業時間
ここからは、私が現場で勤務していた時の残業時間について公開します！
| 月 | 平日残業 | 休日残業 |
|---|---|---|
| 10月 | 8.4 | 23.0 |
| 11月 | 11.4 | 2.0 |
| 12月 | 10.0 | 0 |
| 1月 | 13.5 | 0 |
| 2月 | 11.6 | 0 |
| 3月 | 17.3 | 0 |
| 4月 | 26.5 | 4.1 |
| 5月 | 30.3 | 3.2 |
| 6月 | 14.4 | 0 |
| 7月 | 18.2 | 9.0 |
| 8月 | 27.0 | 0 |
| 9月 | 26.7 | 4.3 |
| 平均 | 17.9 | 3.8 |
※ここでの1.0は1時間＝60分を表しています。
このデータからも分かる通り、
現場だと早朝夜間作業や休日対応などがあり、月々の残業時間にムラがあります。
10月は休日なのに23時間も残業してる！
この月は「緊急呼出」が多かったんだ！
「緊急呼出」について簡単に説明すると、停電や災害が発生したら担当部署の人、全員を呼び出して復旧作業を行う制度のことです。
梅雨や台風シーズンなどは、土砂崩れや雨風により設備損傷が引き起こされて停電しやすくなります。
【実話2】電力会社員の事務時代の残業時間
次に、私が事務系の部署で仕事をしていた時の残業時間です！
| 月 | 残業時間 | 休日残業 |
|---|---|---|
| 10月 | 9.2 | 0 |
| 11月 | 20.4 | 0 |
| 12月 | 15.1 | 0 |
| 1月 | 20.3 | 0 |
| 2月 | 17.0 | 0 |
| 3月 | 27.2 | 0 |
| 4月 | 3.5 | 0 |
| 5月 | 2.3 | 0 |
| 6月 | 3.6 | 0 |
| 7月 | 1.6 | 0 |
| 8月 | 5.2 | 0 |
| 9月 | 4.3 | 0 |
| 平均 | 10.8 | 0 |
現場系から事務系の部署に異動した私の感想としては、
事務系の部署だと、休日労働がない！
現場だとどうしても休日出勤をしなければならない事が多数あったのですが、事務なら翌週に回すだけです。
また、突発的な仕事や日直（宿直）などが基本的にないため自分で残業時間を調整しやすいのも大きかったです。
そのため、私は基本定時帰りでした。
11〜3月まではとあるプロジェクトに参加して、残業が増えました。
【理不尽】実はサービス残業をしていました｜会社の闇
話は戻りますが、私が現場の部署にいた頃…
実は毎日2時間ほど、サービス残業をしていました。
えー！なんでなんで？
それには深い理由があるんだ。
配属当初の私は、先輩から仕事をいくつかの仕事を任されたり指導を受けます。
この鍵開けは朝一番に来てやっておいてね！
あと、定時になったら上司と現場へいくから、それまでに準備もしておいて！
その多くが定時範囲外に行わないといけないもので、いつの間にか定時の1時間前に出勤するようになりました。
また、定時後も翌日の仕事把握や現場の場所と道順を考えたりなどをしていたら合計2時間程度毎日残業をする日々が続いていました。
もちろん、このことを上司に相談したこともありましたが、
仕事の準備は仕事じゃない！
それに研修とかで定時前に終わったときは、定時まで申請してるよね？
など理由を付けられ、当時若手社員だった私は言い返すこともできず、結局サービス残業をしていました。
また、繁忙期で残業が45時間に迫っていた時には残業を控えるように圧力をかけられたこともあります。
その一方、業務量の調整はされないためサービス残業をせざる得ない状況でどうしようもありませんでした。
今思うと、かなり厳しい環境でした・・・
その後…
サービス残業以外やパワハラ被害に耐えかねた私は上司に打診し部署異動をしていきます。
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面接後半になると・・・
リケイさん。
企業から年収400万円と提示されていますがいかがですか？
それだとちょっと低いですね・・・
年収500万円なら即決しますと交渉お願いします。
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最後に
ここまで、電力会社の残業事情について私の体験談を含めてお話してきました。
残業時間については、上司や担当業務によって大きく異なるところではありますが、電力会社員の1例として見ていただけると幸いです。
これをみて、もし…
う〜ん。なんか思ってたのと違うな〜
と思うなら、自ら行動していくことでミスマッチを防ぐことができるでしょう。
リケイ自身、現場での環境に不満を感じて行動した1人です。その結果、
自分の理想とする働き方を手にする事ができました。
そのため、私と一緒に皆さんも行動していきましょう！
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
Twitter（@rikei_zatsumama）で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう！