【休日昼夜関係なし!】電力会社の緊急呼び出しがキツすぎる?

仕事・研修

こんにちは!リケイ@rikei_zatsumamaです。

去年の9月は台風が凄まじく、様々なところで長時間停電してしまいご迷惑をおかけしてしまいました。

当時のことはニュースでも取り上げられておりましたので、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな電力会社からの緊急呼び出しについてのお話になります。

スポンサーリンク

緊急呼び出しとは?

まずはどんなときに誰に緊急呼び出しがかかるのについてです。

結論からいうと、緊急呼び出しは大規模停電が発生しているときにかけられます。

そして、緊急呼び出しをかけられ停電対応をするのは「配電」部門社員になります。

大規模と言っても場所や停電件数によってさまざまなのですが、イメージとしては数十件以上、地域全体が停電してしまっているといった感じです。

逆を言えば、お家1件、もしくは数件単位であれば会社の中に24時間待機している人(宿直)がいるので基本的には緊急呼び出しはかかりません。

大規模停電の原因は?

では、どんなときに数十件以上の大規模停電が起きるかというと理由のほとんどが自然災害です。

自然災害と言ってもこれまたさまざまですが、台風と突発的な大雨や雷が多い夏は、特に停電がしやすい時期となっています。

電力会社としても、毎年のことなので少しずつ対策はしているのですがまだ設備全てをカバーすることはできないでいるのが現状です。

大規模停電発生時の流れ

停電発生時のおおまかな流れは以下の通りとなります。

停電発生時の流れ
  1. 緊急呼び出し
  2. 出社
  3. 停電原因の捜索・お客様対応
  4. 会社にて片付け・事務処理
  5. 解散

大規模停電が発生したら、停電発生地域担当の配電部門全員に緊急呼び出しがかかります。

当然ですが、これに昼夜平日休日は関係なく寝ている時ですら容赦ありません。

そして呼び出しがきたら、ふとんから飛び起き一目散に支度をして会社へ猛スピードで向かいます

会社に到着次第、停電の原因となる場所を探したり、お客様対応をしにみんなで現場へ直行です。

停電の原因が発見し対処して、電気が点灯したことを確認して会社へ戻ります。

そして、事務所に戻って事務処理を済ませて解散となります。

なお、全員が会社に戻って片付け、事務処理が終わってからの解散となるので自分が早く終わったからとなっても帰れません。

ここまでの停電対応全て終えて解散するまで平均3〜4時間

停電原因が見つからなければもっと遅くなります。

よって、停電が発生したら約半日は帰ってこられません

停電対応後

停電対応後は、みんな帰宅します。

しかし平日の深夜に緊急呼び出しがあった場合、解散した数時間後には通常業務が待っているので会社に泊まる人も少なくありません

帰ったとしても仮眠程度の睡眠しか取れないですからね・・・

例:
平日深夜2時に停電 → 停電対応(3〜4時間) → 解散(朝6時) → 朝9時から業務

そのため深夜の緊急呼び出しはストレスも溜まりますし、日中は眠く体力的にとても厳しいです。

当然、全員で停電対応をしているため代わりに誰かが日中業務をやるなんてことはできません

また、休日に呼び出しがあり出社した分、平日休むことは基本的にはありません

ですので、夏だと2日以上ずっと会社と現場を飛び回って業務していることや宿直と緊急呼び出しが重なり週7で出勤する可能性だってあります。

特にひどいのが停電が1日おきに深夜に発生した時はもう大変で、リケイも3日連続でほとんど寝られずにいたときは身体と精神がおかしくなっていました。

また、先輩や上司も同じく寝不足でイライラしていることが多く、言動や行動にはいつもより注意を払わなければいけません。

大体、この緊急呼び出しが月0〜2回夏の時期には大体月2〜4回ほどあります。

この回数は自然災害の規模や土地、最後は運に左右されるところがかなりあります。

めちゃくちゃ雷が鳴ってるときでも停電がないときもありますし、小雨や晴れているときも停電が起きて呼び出しになることがあります。

電力社員の備え

最後に、緊急呼び出しに備える電力社員についてお話します。

電力社員は気象情報をみて雲行きがあやしいなんてときは

「今日は雨雲が強いから、いつ呼び出しが来てもおかしくないな・・・」

「あっちで雷が鳴っているから、お酒飲むのやめとくか・・・」

など緊急呼び出しのことを常に頭のどこかで考える必要があります。

逆にそう言った状況なのに、夜にお酒を飲んでいたり休日に県外へ出ていたりすると周りからは、

「自覚が足りない」「普通なら、呼び出しかかりそうだなーとかわかるよね?」

「みんな休日なのに出てきて対応したんだぞ!」「申し訳ないと思わない?」

などと言われたりします。

緊急呼び出しに連続で行かなかった来れなかった時には先輩や上司からの圧力や小言も凄まじいです。

特に周りからの信頼や評価がガタ落ちし今後の付き合い方に影響することがヤバイです。

よって、プライベートの時間にもかかわらずいつ呼ばれるかもしれないプレッシャーに襲われ人によっては相当なストレスとなります。

リケイも友人と遊んでいるときに急な夕立や雷の際は心が落ち着かず遊びどころではありません。

旅行もしくは県外に行く時は事前に予定だけでなく天気予報のチェックはかかせません。

万が一、天気が悪いなんてことになれば事前に上司に旅行や県外に行くことを伝えておいた方が良いまであります。

最後に。

ここまで停電発生時の緊急呼び出しについてお話してきました。

停電時の対応やプライベートでも停電するかもしれないと備える電力社員の様子が少しでも伝わればと思います。

停電発生時はピリピリとした張り詰めた空気になったり、呼び出しにこなかった人へは当たりが強くなったりしてしまう一面があるのも事実です。

しかし、決してその人自体が嫌いであるとかいじめとかではなく電気を少しでも早く届けたいという使命感や一生懸命さが強いがために厳しくなってしまっているのではないかとリケイは思います。

また悪いところだけでなく、自分の作業によって停電が解消されて辺り一帯が点灯した時の感動ややりがいは本人にしかわからないものがあります。

さらに、夜景を眺めていると「この景色は自分達が作っているんだよな・・・」と心では思ってたりもしています。

2020年も台風10号によって九州は大きな被害を受け、全国の電力会社の現場作業員は九州へ応援に派遣されました。

2019年の千葉の台風の教訓から、台風などで被害が出ることが事前に予知できる場合、全国の電力社員は隣県で待機してすぐに応援、復旧ができるような体制をとっているそうです。

電気新聞:台風10号による電力設備被害復旧へ、送配電6社が九州に応援派遣

https://www.denkishimbun.com/sp/78090

停電発生時、お客様へは大変ご迷惑をおかけしていること誠に申し訳ありません。

しかし過去の事例から学び改善に取組み、停電の回数や時間も昔と比べると大幅に減りました

他電力との協力も少しずつですが行ってきています。

この業界の良い面悪い面をお伝えして、少しでも多くの人にありのままの現場を知っていただきたいと思っています。

今回はここまでとさせていただきます。

ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました