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【パワハラ被害】もう我慢の限界!?電力会社の若手社員が部署異動するまでの奮闘記!

【パワハラ被害】我慢の限界!電力会社の若手社員が部署異動するまでの奮闘記!
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学生さん
学生さん

リケイさんのプロフィール見ましたけど、現場時代は苦労されたんですね。

リケイ
リケイ

そうだね。

当時は相当悩んでいたと思う…

ということで今回は、私(リケイ)が「部署異動するまで」についてお話ししていきます。

この記事を読むことで

私が自己都合による部署異動をした理由とその際のやりとりなどを知ることができます。

電力会社は「まったり高給」「社員の人は大人しそう」というイメージがあり、トラブル事例など社員の生の声を聞く機会は少ないと思います。

そこで当時若手社員だった私(リケイ)が、

現場部署で何に悩み、どのような行動をして部署異動するに至ったのか詳細に書いた体験談となります。

リケイ
リケイ

結論からお伝えすると、プロフィールにもある通りパワハラによるストレスが最大の要因です。

電力会社に興味がある方はもちろんのこと、現在の環境や人間関係に悩んでいる人は是非ご覧ください!

注意:本記事の内容はネガティブな内容を多く含みますので、そうした内容に抵抗があるかたはご遠慮ください。

また、私が会社を退職した際の記事も投稿してますのでご覧ください!

【前提】私の配属先について

トップページやプロフィール欄には記載していますが改めて、私(リケイ)は…

新卒(技術系)の配電部門入社です。

リケイ
リケイ

大学を卒業して、配電部門の現場作業員として働くことになりました。

【原因】私の悩みの種|仕事も人間関係も辛い

配電部門の現場作業員として入社した私ですが、もちろん初めから悩みがあった訳ではありません。

しかし、研修を終えて実現場でしばらく勤務してみた結果…

会社行きたくない…

となってしまいます。

リケイ
リケイ

当時は様々なストレスによって、周りから「うつ病」と疑われるほど。

そんなストレスや悩みの種の原因はというと…

【ストレス】私の悩みの種
  • 超体育会系の文化
  • 日直(宿直)の勤務体制
  • 帰宅してもリラックスできない環境
  • 先輩上司によるパワハラ

これらについて1つ1つ解説していきます。

原因1:体育会系の文化

冒頭にお話しした私が入社した配電部門ですが、

ここが超体育会系

現場作業をする職場なら、体育会系の文化はある程度皆さんも想像することができるのではないでしょうか?

しかし、配電は電力会社の他部門の中でもそのレベルが別格です。

体育会系度合いとしては、

配電>>送電>(大きな壁)>変電>事務

くらいになります。

リケイ
リケイ

別部門から、配電部門は「軍隊」と称されるほどです。

過去に「電力会社の悩みやすい人4選!」という記事を出しましたがここで一つお伝えしたいのが、ここに書いてある内容は配電部門での出来事になり全て私(リケイ)の体験談です。

記事について簡単にまとめると、電力会社(配電部門)に向いていない人として、

【特徴】配電部門に向いていない人
  • 体育会系が苦手
  • 落ち込みやすい人
  • マイペース、のんびりな人
  • 成長意欲が高い人

が挙げられていますが、多くは体育会系の文化からくるものなんですよね。

体育会系と言えば聞こえはいいですが、現実は暴言でもなんでもありの職場ということです。

また、「倉庫の鍵開け」「作業車へ荷物積込」「事務所清掃」などを若手社員は命じられており、定時前に出勤する必要がありましたがこれもサービス残業扱いでした。

リケイ
リケイ

私としては、このような文化に違和感とやりにくさが常にありました。

原因2:日直(宿直)の勤務体制

電力会社は24時間絶えずお客さんへ電気を供給する必要があります。

そのため緊急時(停電等)に備えて配電部門には、

日直(宿直)

という勤務体制があり、この日直の時は会社に泊まります。

リケイ
リケイ

当時の私は、この日直を月4.5回行っていましたが非常に辛かったです。

そもそも体力的に辛い

この日直(当直)がある日は、

体力的に辛い!

これに尽きます。

学生さん
学生さん

え?日直があるとどうが大変なの?

リケイ
リケイ

日直自体はそんなに大変じゃないんだけど、通常勤務とセットになるとかなりハードなんだ!

それでは日直(当直)時がある1日の流れについて例で説明します。

日直勤務日の流れ
  • 1日目 9:00
    勤務開始
  • 18:00
    通常勤務終了と同時に宿直勤務開始

    何もなければ会社で待機

  • 21:00
    ある場所で電気が点かないと連絡!

    会社出発 → 復旧対応。

  • 22:00
    帰社

    お風呂や就寝。(会社に設備はあります)

  • 2日目 8:30
    日直終了

    日直明けもすぐに勤務となります。

  • 9:00
    2日目業務開始
  • 18:00
    2日目業務終了
  • 19:00
    帰宅

この日直(宿直)が大変な所は、

通常勤務→日直→通常勤務

と丸2日間、仕事モードでいないといけないこと。

仮に日直時間中の夜中に仕事が発生して、寝られなかった場合でも翌日の通常勤務はやり切らなければなりません。

リケイ
リケイ

日直明けのほとんどの人は、寝不足などの影響から疲れが溜まっている or 機嫌が悪い人でしたね。

また、日直の時間が完全に自由なら少しは気が楽でしたが、厳しい先輩上司と一緒だったため、私の場合はリラックスが出来ず常に気を張った状態で過ごしていました。

日直(宿直)時間中のサービス残業

日直(宿直)は、緊急時の待機が仕事なので、

手当は出ますが残業代は出ません!

この残業代が出ないことを良いことに

上司
上司

悪いんだけど、(泊まりの時に)この仕事よろしく!

と、日直(当直)時に仕事をするのが当たり前な雰囲気がありました。

リケイ
リケイ

逆に仕事が残っていると「泊まりの時に何してたの?」と責められることもありました。

そのため日直(当直)時間中は、寝る以外時間は仕事をしていました。

原因3:帰宅してもリラックスできない環境

そんな体力的にも厳しいと感じていた私ですが、

家でもリラックスすることはできませんでした。

リケイ
リケイ

これにも色んな要因がありますのでそれぞれ解説します。

緊急呼出

これは配電部門特有ですが、

「緊急呼出」制度が私を苦しめました。

緊急呼出:停電や災害等が発生した時、担当社員を会社に呼び出して復旧対応にあたるものです。

加えて、この緊急呼出は平日休日昼夜は関係なく突然来て出動命令がされます!

リケイ
リケイ

そのため帰宅後でも、緊急呼出に怯えて自宅でもリラックスすることが出来ず、次第に疲労を溜めていました。

また、緊急呼出が深夜に発生した場合でも、日中の通常業務はあります。

例として、緊急呼出が深夜に発生した場合を見てみましょう。

緊急呼出が深夜に発生した場合
  •  18:00
    勤務終了
  • 19:00
    帰宅
  • 0:00
    就寝
  • 1:00
    停電発生!緊急呼出!
  •  1:30
    会社出勤→復旧作業
  • 5:00
    復旧完了
  • 5:30
    帰宅
  • 9:00
    通常業務開始
  • 18:00
    業務終了

日直(宿直)の時でもお話しましたが、この緊急呼出が発生すると睡眠時間もまともに取れない状態で働かないといけません。

過去、緊急呼出が重なってほとんど睡眠なしで3日間働き続けたこともあります。

当然、緊急呼出の出動要請を断ることもできます。

しかし、配電という体育会系文化にいる先輩や上司は、

先輩作業員
先輩作業員

若手は呼び出しにくるのが当たり前!!

と思っています!

そのため当たり前のように緊急呼出に応じなかった理由は聞かれますし、

上司
上司

俺が若い頃は緊急呼出が来たら、1番最初に会社についてたけどね・・・

などの小言は必ずありました。

さらに、緊急呼出に来ないことが連続すると…

先輩上司の信用評価がガタ落ちし、日常業務にも影響が出る恐れがありました。

リケイ
リケイ

当時若手社員だった私は、ほぼ強制的に無理して出勤していました。

休日に先輩上司から連絡

緊急呼出以外にも、悩みの種がもう1つありました。それが…

帰宅後や休日に来る、先輩上司からのLINE

この連絡が友好的な内容だったりすれば良いのですが、来るのは…

先輩社員
先輩社員

お前さあ、今日の仕事ぶり何?

もう会社やめたら?

上司
上司

明日の午後までにこれやっておいて。

など、厳しい指導?や仕事のことばかりでした。

当時の私は、先輩からの厳しいメッセージにも傷つきますし、仕事が振られたらどうにかして完遂しようとしていました。

リケイ
リケイ

そのため仕事に間に合わせるために、上司に黙って休日出勤することもありました。

原因4:先輩上司によるパワハラ

当時私が所属していた部署では…

人間関係が最悪でパワハラが横行していました。

これが私が部署異動するに至った最大の原因です!

リケイ
リケイ

これさえ良ければ、今も配電部門に残っていたかもしれません。

私は配電の現場作業員として入社しましたが、不器用かつ運動神経が悪くて、同期の中でも仕事が出来る方ではありませんでした。

仕事が出来ないと言っても、力仕事やスピード仕事が苦手なタイプです。

しかし、そんな私に対して…

イライラをぶつけたり、暴言を吐いたりなど感情を表に出す人が一定数いました。

リケイ
リケイ

そんな人とは、一緒に現場に回ることや会話することさえ難しく、やりずらさを感じていました。

そのため、会社でも、現場に向かう移動中の車内でもパワハラが当たり前な状態でした。

先輩から呼出

そんなある日、事件はおきました。

私は先輩から

先輩社員
先輩社員

仕事終わりに〇〇に来いよ。

と、業務終了後に人が普段立ち入らないようなところに呼び出されました。

指定の場所に向かうと先輩が待っていて、話を聞いてみると…

最近の私の様子に苛立っていたようでした。

そこで先輩から、指導?かもわからないような2時間以上の説教をされました。

リケイ
リケイ

当時の私は、その厳しい言葉を真に受けてしまい涙を流していました。

上司との日直当番中

また別の日…

とある上司と一緒の会社で日直当番をして、誰もいなくなった時間帯…

上司から声をかけられたと思ったら、突然の説教

リケイ
リケイ

説教と書いていますが、中身は暴言や人格否定の嵐でした。

結局、解放された時には深夜3時を回っており、合計4時間程度説教をされていました

始めのうちは厳しい言葉に耐えてながらもなんとか聞いていましたが、途中から目が回って時間がわからなくなっていました。

【異変】心体に症状が出てくるようになる

そんないくつもの悩みの種を抱えながらも、1年ほど耐えていた私ですが…

ストレスで、とうとう身体に異変が出きました

具体的にどんな症状が出ているかというと…

私の身体で起きた症状
  • 夜に眠れない
  • 口数が極端に減る
  • 何をしても楽しくない
  • 円形脱毛症になる
  • 目が回る、酔ったような感覚
  • 健康診断でいくつも異常値検出

上記以外にも「1点をずっと見続ける」「頻繁にお腹の調子が悪くなる」など、通常では考えられないような症状が起きていました。

リケイ
リケイ

正確な診断は受けていませんが、典型的なうつ病症状が出ていたと思います。

【限界】上司との面談|悩みを打ち明ける

そんな身体に具体的な症状が出始めから1ヶ月後…

もう限界…上司に相談してみよう…

と、ついに上司(部長クラス)にの状態について相談しようと決意しました。

ここまで決意するまでに凄い時間がかかってしまいましたが、その理由として…

先輩社員
先輩社員

上司に話をするなら、まず俺に話を通してから!

と先輩から指導を受けており、上司に若手社員の私が話しかけてはいけない思っていたからです。

そんな先輩の教えを跳ね除けて、満を辞して直接上司へ相談を持ちかけると…

快く相談に乗ってくれ面談の機会設けてくれました

リケイ
リケイ

正直、話しかけるまでは緊張で心臓が破裂しそうでした!

そして後日…

個室に上司と2人で面談をすることになります。そこで…

リケイ
リケイ

実は…今、非常に悩んでまして…

と、主に体育会系文化と人間関係が原因で悩んでいることを上司に打ち明けました

すると・・・

上司
上司

配電が体育会系で、合う人合わない人がいるのは重々承知してる。

後、先輩上司の言葉がキツくなるのは命に関わる危険作業が多いからと言うことを分かってほしい。

と、あくまでも周りの人が私に敵意はないことを上司からアピールされます。

そこから約1時間程度お話をしたところでだんだんヒートアップしてきたので…

上司
上司

一応、先輩上司にも事情を聞いてみる。

今は休んでいいから、少し落ち着いてからもう一度話そう。

と言われ、1週間分の有給を使用して気持ちを整理する時間をいただきました。

【決意】今の部署を離れる意思を固める

面談の翌日からさっそく次の日からお休みをもらい、気分転換をしたりリラックスして落ち着いた環境で一人で考えました。

その結果、

今の部署は根本から合っていない

という結論に達しました。

しかし、会社の教育システム上、今の部署にまだ1年以上いなければならないため…

今の部署を離れる

という決意を固めていきました。

リケイ
リケイ

なかなか思い切った決断だと思いますが、私にとって当時の環境は苦痛でした。

【報告】自分の考えを上司に伝える|部署異動 or 退職

有給明けの日、上司と面談する機会をいただいた私はさっそく、

次の異動タイミングで「部署異動」それが無理なら「退職」

という、自分の考えをハッキリ報告しました。

それを伝える際に少しだけ言い争いのようになりましたが、決意の固さをみてすぐに

上司
上司

わかった。

でも、絶対に異動できる保証はないしどこにいくかもわからない!

と次の異動タイミングに向けて動いてくれることになりました。

【決定】ついに部署異動を果たす|新たなスタート

面談後、私はいつも通り業務に励んでいました。

そして異動の時期…

ついに、念願の部署異動を果たしました!

リケイ
リケイ

もちろん私以外の同期は異動がなく、上司が特例として私の異動を働きかけてくれたのだと思います。

それからは異動が正式に決まり、ゴールが見えた途端に心が少し楽になったのを覚えています。

そして最終日、デスク周りを片付けて部署の人全員に挨拶回りすると…

先輩社員
先輩社員

おめでとう!異動先でも頑張れよ!

上司
上司

他に行ったらもっと厳しいからな!

などのコメントをいただきました。

そして最後に部署を出る時は大きな声で・・・

リケイ
リケイ

短い間でしたがありがとうございました!

と深々とお辞儀をして部署を後にしました。

会社の外に出ると、心はとてもスッキリしていました。

夕方の赤みかかった空が私のこれからを応援してくれているような、そんな気がしました。

最後に

以上が、私(リケイ)が「配電部門から部署異動するまで」の体験談となります。

もしこれを読んでいるあなたが、

現状に悩みや不満があるなら行動していきましょう!

私の場合、もしあのタイミングで行動していなかったら、1年以上はさらに辛い期間が続いていました。

また、これだけは勘違いしてほしくないのが

配電部門が全てが悪くはない

ということです。

私は途中で部署異動する形となってしまいましたが、たまたま相性が劇的に悪かっただけであり、同期の皆(女性の方もいます)は元気に頑張っています。

また、配電部門で教えてくれた「社会の厳しさ」「上下関係」など、その後の人生で大いに役立っています。

リケイ
リケイ

自分の人生について見つめ直すきっかけとなる期間だったと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

電力会社事情の詳しいエピソードが知りたいというかたは、多数記事をあげていますのでぜひご覧ください。

Twitter(@rikei_zatsumama)では、日々の思ったことや考えたことを発信しています。良ければフォローしていただけると嬉しいです。

それでは今回はここまで!

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