今回は、私ことリケイが「部署異動するまで」についてお話ししていきます。

プロフィール欄にもある通り、入社は現場作業員として配属されるも部署異動しています。
- ストレス原因
- 部署異動までのやりとり
電力会社に興味がある方はもちろんのこと、現在の環境や人間関係に悩んでいる人は是非ごらんください!
注意:かなりネガティブな内容となっておりますのでご了承ください。
部署異動を決意した要因4選!
もう、これまでの記事を読んでいる方なら薄々勘づいているかもしれませんが、リケイは配電部門出身です。
そんな私の部署移動をする要因を4つお話ししていきます。
体育会系の文化

現場作業をする職場なら、体育会系の文化はある程度存在することは皆さんも想像することができるのではないでしょうか?
しかし、電力会社において現場作業をする部門は他にもあるのですが(変電や送電など)配電はそのレベルが別格です。
体育会系度合いのイメージとしては、
変電 < < 送電 < < <配電
くらいでしょうか。
大袈裟かもしれませんが本当です。

別部門からみると、配電部門は「軍隊」と称されるほどです。
過去に「電力会社の悩みやすい人4選!」という記事を出しましたがここで一つお伝えしたいのが、ここに書いてある内容は配電部門での出来事になり全てリケイの体験談です。
記事について簡単にまとめると、電力会社(配電部門)に向いていない人として、
- 体育会系が苦手
- 落ち込みやすい人(言われたことを真に受けやすい人、傷つきやすい人)
- マイペース、のんびりな人
- 成長意欲が高い人
が挙げられています。
1〜3は結局体育会系の文化からくるものなんですよね。体育会系と言えば聞こえはいいですが、フタを開けてみれば暴言もなんでもありの職場ということです。
もともと大人しい性格のリケイとしてはこのような文化に違和感とやりにくさが常にありました。
詳しいエピソード等については下記のリンクからご覧いただけます。
宿直

場所にもよるのですが配電部門には「宿直」という勤務形態があります。
宿直について簡単に説明すると緊急時(停電等)、すぐさま対応できるように数人(1〜2人)が会社に泊まって待機することをいいます。
宿直のスケジュールについて表したものになり左側が1日目で矢印先の右側が2日目となります。

少し分かりずらいと思いますので例で説明します。
- 1日目 9:00勤務開始
- 18:00通常勤務終了と同時に宿直勤務開始
何もなければ基本的には会社で待機
- 21:00とある一軒家の電気が点かないと連絡が入る!
現地へ出向し、復旧対応。
- 22:00帰社
そろそろお風呂や就寝の準備をする。
- 2日目 9:00宿直終了と同時に通常勤務開始
宿直明けも普通に勤務となります。
- 18:00通常勤務終了
- 19:00帰宅
いかがだったでしょうか?
要は、宿直がある日は丸々2日間家には帰れません。
当時のリケイは、1ヶ月に4回宿直に入っていたため、週1で行っていました。
この宿直時間が完全に自由ならまだいいのですが、なんと先輩や上司と一緒に泊まり。
そのため先輩や上司の前なのでリラックスできませんし、ゲームやYouTubeなんて絶対にできません。
また、宿直時間は手当は出るものの残業代は出ません。
緊急の業務があれば対応しますが大体3回に1回ほどでしょうか。あとの2回はなにも起こらず会社に泊まるだけです。
加えて、

悪いんだけど、宿直の時にこれやっといて!
みたいなことが頻繁にあります。
宿直時間は緊急時に備えて会社に待機することが業務であり、労働時間に見なされません。
したがって、宿直時間中に上司が仕事をお願いするのは実質「サービス労働をして!」といっているようなものです。

会社にいるんだから仕事をするのは当たり前という、雰囲気でした。
緊急呼出

配電部門になると、休日や自宅にいるプライベートにおいても安心はできません。
なぜなら「緊急呼出」があるからです。
この緊急呼出は大規模停電が起きたときにかけられるもので、平日休日昼夜は関係なく突然来ます!
頻度的に過去の経験から、月平均で0〜2回ほどですが夏の時季は台風や雷の影響でさらに増えます!

プライベート時間でも天気が悪くなってくると、緊急呼出に怯えソワソワしたり不安になっていました。
したがって仕事でもプライベートでもどんな時間においてもリラックス(安心)できずリケイにとって大きなストレスとなりました。
ひどいときには、宿直と緊急呼出が重なり週7勤務したこともあります。
また、ほとんど睡眠なしで3日間働いたこともあります。そのくらい大変でした。
当然緊急呼出を断ることもできますが先輩や上司からしたら

若手は呼び出しにくるのが当たり前!!
と思っています!
なので、当たり前のように来なかった理由は聞かれますし、

俺が若い頃は呼び出しがかかったら1番最初に会社についてたけどね・・・
とか小言は必ず言われます。
さらに、来ないことが重なると信用や評価がガタ落ちし半ば強制みたいな感じもあります。
これも詳しいエピソード等については、下記のリンクからご覧いただけます。
人間関係・パワハラ

配電部門の当時所属していたところでは、人間関係がうまく行っておらずパワハラが横行していました。

これが部署異動をするに至った最大の要因です!
ここさえ良かったら、これまで挙げてきた要因1〜3があったとしても配電部門に残っていたかもしれません。
もともと私は運動神経も良くなく業務もできる方ではありませんでした。
仕事の覚えが悪いというよりかは力仕事やスピード仕事が苦手というタイプです。
そんな私をみて、イライラしたり暴言を吐くなどの感情を表に出してくる人が先輩上司の中で一定数いました。
その人たちとは、次第に一緒に現場を回ることや会話をすることさえも気まずくなってきてやりずらさを感じていながら過ごしていました。
そんなある日、事件はおきました。
私は先輩から業務終了後に人通りがないところに呼び出されました。
どうやら私の態度や行動に苛立っていたようで約2時間以上鬼の説教を(激詰め・絞め)されました。
また別の日には・・・
宿直中の誰もいない時間帯に上司から3時間以上の説教。

説教と書いていますが、中身は暴言や人格否定の嵐でした。
その他の日常でも現場先や移動中の車内ではパワハラが当たり前な状態でした。
当然、私にも問題はありますがこのときは社会人なりたての経験1年以下でした。
身体に異変が出てくる

これまで「部署異動を決意した要因4選!」についてお話ししてきましたが、相当なストレスが職場でもプライベートでもかかっていました。
それでも「若いうちは我慢!」という信念で約1年ほど耐えてきましたが、とうとう身体に異変が出てきてきます。
1.夜になかなか眠れなくなる、夜中に何度も起きてしまう
2.プライベートで会話をしなくなる、何をしても楽しくない
3.円形脱毛症(10円ハゲ)になる
4.健康診断でいくつも異常値検出
5.目が回る、酔ったような感覚
今思いだせるだけでもこれだけ挙げられます。他にも下痢してたりひどい頭痛に襲われることもありましたが原因がストレスなのかは今も不明です。

一般的なうつ病の症状が出ていたと思います
部署異動を申し出る

身体に異変が出始めから1ヶ月…
ついに上司(部長クラス)に現在の状態について相談しようと決意しました。
先輩からは、

上司に話をするなら、まず俺に話を通してから!
と指導を受けていたので、

急に話しかけたら怒られないかな?
など色々考えていました。
しかし実際に話しかけてみたら今までの様子から察してくれたらしく、快く相談に乗ってくれました。

正直、話しかけるまでは緊張で心臓が破裂しそうでした!
1回目の相談
相談したところ、最近元気がなかったから心配していたらしいです。
私は、上記の4つと主に人間関係が原因で悩んでいることを上司に打ち明けました。
すると・・・

配電が体育会系で、合う人合わない人がいるのは重々承知してる。
それは危険な作業が多いからななんだけど、一応先輩や上司にも事情を聞いてみるよ。
そこから約1時間程度お話をした結果、

今は休んでいいから、少し落ち着いてからもう一度話そう。
と言われました。
そこでさっそく次の日からお休みをもらって、気分転換をしたりリラックスして落ち着いた環境で一人で考えました。

その結果、今の自分には根本から合っていないという結論に達しました。
加えてすぐに改善される見込みも薄いということで部署異動もしくは退職の2つの選択肢へとだんだん決意が固まってきます。
2回目の相談
休み明けにさっそく、上司(部長クラス)とお話しする機会を設けてくれて考えた結果を報告しました。内容としては、
- 次の異動タイミングで部署異動
- それが不可能なら退職
ということをハッキリと伝えました。
それを伝える際にほんの少しだけ言い争いのようになりましたが、決意の固さをみてすぐに

わかった。
でも、絶対に異動できる保証はないしどこにいくかもわからない!
と次の定期異動に向けて動いてくれることになりました。
相談後〜最終日まで
それからは前と変わらず、いつも通り業務に励んでいました。
一時は自分が相談したことによって周りの暴言等はなくなりましたが、少ししたら復活し相変わらず先輩からの扱いは変わらないままでした。
定期異動タイミングまで数ヶ月あったのですが、それでもゴールが見えた途端に心が少し楽になりました。(この間にも送別会を欠席して最後にめちゃくちゃ怒られたのは内緒。)
そして、定期異動のタイミングで念願の部署異動を果たしました。
異動前の最終日、デスク周りを片付けて部署の人全員に挨拶回りをしました。

おめでとう!異動先でも頑張れよ!

他に行ったらもっと厳しいからな!
などのコメントをいただきました。
そして最後に部署を出る時は大きな声で・・・

短い間でしたがありがとうございました!
と深々とお辞儀をして部署を後にしました。
外に出ると、心はとてもスッキリしていました。夕方の赤みかかった空が私のこれからを応援してくれているような、そんな気がしました。

あとがき
以上が、リケイが「配電部門から部署異動するまで」となります。
結局は途中で部署異動する形となってしまいましたが、社会人としての厳しさや大切なことを教えてくれました。

また、自分の人生について深く見つめ直すきっかけとなる期間だったと思います。
あとがきもほどほどにしておきます。
電力会社事情の詳しいエピソードが知りたいというかたは、多数記事をあげていますのでぜひご覧ください。
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それでは今回はここまで!