今回は「学歴によるキャリア(出世)の違い」についてお話ししていきます。
こちらの内容も、質問者さんからのお問い合わせがとても多い内容となってましたので記事にさせていただきました。
電力会社で働く上で、学歴がその後の進路としてどのような影響としてあるのかを解説していきます。
これからお話しするのはあくまでも傾向であり必ずしもあてはまるものではありません。「へぇ。こんな傾向があるんだ〜」くらいの認識で捉えていただけると幸いです。
- 学歴毎のキャリアの傾向が掴める
- 出身校によるキャリアの違いがわかる
- 電力会社の出世コースが知れる
高卒入社の場合

それではまず初めに、「高卒入社でのキャリアの傾向」になります。
結論から言うと・・・
高卒入社の場合は年数を重ねても現場に近い位置で仕事をする人が多いです。

現場に近い位置?
どういうこと?

少し分かりにくかったかな?
具体例として、2つのパターンを紹介するね!
パターン1

1つ目は、一般作業員から現場責任者を経て技術的なエキスパートになって行くパターンです。
- 若手現場作業員
- 中堅現場責任者
- ベテラン現場責任者 or 部署リーダー
このパターンは、入社から十年以上と現場設備に直接触れて作業を行うためまさに現場の長であり工事一点集中型。
そのため他の部門の誰よりも現場設備への理解が深まり、極めたら「この設備と言えば○○○さん!」みたいに言われることもあるかもしれません。
パターン2

2つ目は、一般作業員から途中で部署移動して、工事工程全体を理解できるオールラウンダーパターンです。
- 若手現場作業員
- 中堅設計部門 or 工事管理部門
- ベテラン部署リーダー
このパターンは、現場設備はもちろんのこと、実際に工事をするまでの前後工程を理解することができ、正に工事のオールラウンダーです。
関係部署には現場を経験しておらず設備について全くわからない人もいます。

図面にある、この設備って何?
逆に、パターン1のような現場設備しか触れていない人もいます。

今度行く現場の工程って今どうなってるんだ?
このような場合の説明役として問い合わせをもらうことが結構な頻度でありますね。最近はこのオールラウンダーパターンになる人が多いですね。
高卒入社の出世

では、高卒入社の人は「一体どのくらい出世することができるか?」についてお話しします。
出世については個人能力やタイミング、枠などに左右されるので一概には言えません。そのためここからはリケイのイメージでお話しさせていただきます。
結論から言うと、高卒としての出世は現場部署の主任(リーダー)くらいです。
現場部署主任(リーダー)とは、現場責任者のまとめ役であり現場部署のNo.2です。
※ちなみに現場部署のNo.1は多くは大卒から選抜されることになります。

なーんだ。高卒はNo.2止まりか・・・

あくまで一例だけどね・・・
でも、No.2でも現場部署だから平均年収以上がもらえると思うよ!
一般的に事務系よりも現場系の方が給料は高くなりがちです。そのため高卒入社でも、他会社の大卒入社の人よりも給料が高くなることも普通にあります。
もちろん高卒入社でも希望を出せば他部門などに移動することも可能です。そのため自分の行きたい部署があるのなら上司へ伝えておきましょう!
大卒入社の場合

それでは次に、「大卒入社(院卒博士卒含む)でのキャリア」についてお話しします。
こちらも結論から言うと・・・
どうなるかわかりません!
入社して数年は現場作業員として働きますが、その後は選択肢が多過ぎてどこに行くかわからないというのが本音です。(一部独自のルートで初めから本社勤務の人もいます)
- 若手現場作業員
- 中堅現場責任者 or 他部署 or 本社 or 他社出向 or 海外
- ベテラン役職持ち
上記を見ていただければわかるのですが、大卒入社は選択肢がとても広いのが特徴です。
リケイ周りでは・・・
過去に大卒で現場で電柱を登っていた人が、営業系の仕事をしていたり、新規事業開発部署に行ったり他社や研究所へ技術を磨きに行くために出向したり、英語が得意な人は海外系の部署に配属されている人など本当に様々です。
そのためどこに行くのかわからないのですが、強いてあげるならば大卒入社は本社に行き着く人が多い気がします。
また、技術系入社でも経営や企画などの部署にも行ける可能性はありますのでご安心ください!

大卒入社は希望次第でどこにでも行ける可能性があるので、自分が何をしたいのかを明確にしておきましょう!
有名大学の方が出世しやすい?

次に「出身校によるキャリアの違い」についてお話ししていきます。
こちらも結論から言うと、
出身校によるキャリアの違いは基本的にありません。
仮にあるとするならば、同じ学歴で同じくらいの成績の人がいたら出身校で選ばれる?くらいのほどです。
しかし、有名大学出身者の方が優秀な人が多いので、結果として有名大学出身者が出世しているのも事実です。
もし気になるのであれば出世している人の経歴を調べてみましょう!役員クラスなら有価証券報告書に記載されていますし、部長クラスならベテラン社員さんに聞けばわかると思います。

昔は出身大学によって集会や飲み会があったみたいですが、近年は少なく(無く)なって来ている傾向のようです。
電力会社で出世するには?

それでは「電力会社で出世する方法」についてお話ししていきます。
これは個人的な意見となりますが出世は・・・
- 能力
- 人間関係
- タイミング
- 運
以上の4つで決まると考えています。
このうちの能力と人間関係については自分の行動次第でいくらでもコントロールできますから取り組んでおくといいですね。
そのため日々の仕事をキチンとこなして上司へアピールし、自己啓発をして能力を高めることで出世できる確率あげることは可能です。
特に、資格は能力を直接相手に示すことができるのでオススメです!
社会人になって自己啓発できる人はとても少ないですからね!本日からコツコツ行動してみるだけで周りと大きな差をつけることが出来ますよ!
技術系の資格なら下記リンクを参照ください!

それ以外の一般資格ならこちらから!

また、リケイの資格体験談についてもあげていますのでよろしければ一緒にご覧ください!
もし転職を考えているなら

もしあなたが、
現状に対して悩んでいるなら、思い切って転職するのも1つです!
そこでオススメなのが「転職エージェント」!
doda
また、転職エージェントに登録すると自分専用の担当者がついてくれて様々な転職活動のサポートをしてくれます。
- 悩み相談や現在の市場価値把握など客観的なアドバイスがもらえる
- 選考に伴う企業との日程調整を代行
- 一般的に聞きづらい福利厚生の質問や年収などの待遇面交渉を代行
具体的には、担当者へ電話やメール(ライン)で希望業界や年収を伝えたらその意向に沿ってくれます。
面接後半になると・・・

リケイさん。
企業から年収400万円と提示されていますがいかがですか?

それだとちょっと低いですね・・・
年収500万円なら即決しますと交渉お願いします。
こんな言いにくい内容についても担当者に伝えることで企業と交渉してくれます。
今だとCMでお馴染みのdodaがオススメです!
dodaの特徴として・・・
自分の適性(強み)がわからない人へ


転職はしたいけど、自分がどんな適性があるかわからないな・・・
という人には、転職アプリのVIEWがオススメです!
3分でキャリア診断!日本初AIキャリアシミュレーション『VIEW』
このVIEWは、20代ハイクラス向けの転職サイトとなっています。
また、転職希望者の経歴と価値観から自分の適正診断をしてくれるシミュレーション機能がついており、シミュレーション結果をランキング形式に表示してくれるため自分の適性が一目でわかるようになっています。
このキャリア診断は3分で行うことができ、アンケード形式で手軽に適正を知ることが出来るためぜひやってみてください。
※現時点(2022年4月時点)ではIOS(アイフォン)専用となっており、Androidの方はご利用できません。
最後に

ここまで「電力会社の学歴によるキャリアの違い」についてお話ししていきました。
冒頭でも言いましたが、これはあくまで傾向であり必ずしも当てはまるということではありません。そのため高卒入社でも出世する人もいますし、大卒入社でもずっと現場にいる人もいます。
こちらの出世等の話については本当にたくさんのお問い合わせをいただいており、これまでは個別に読者さんへ回答していました。
お問い合わせの数からリケイとしても記事にしたかったのですが、内容的に曖昧となってしまうところがあるのでこれまでは敬遠していました。
しかし、少しでも雰囲気やキャリアについてイメージしていただければと思い今回記事にしました!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
Twitter(@rikei_zatsumama)で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう!