電力会社の給料ってどのくらいなの?
大企業だからいっぱいもらえるかな…
こんな悩みについて解説します。
世間からは「まったり高給」なんて言われたりしますが、実際にはどうなのか気になるところですよね。
ということで、今回は電力会社員のリケイが
電力会社の平均給料を含め、私の1年目(新入社員)と2年目の具体的な給料や手当まで細かいところまで公開していきます。
結論からいうと、研修時代は少なめですが本配属後になると一気に給料が跳ね上がります。
それではさっそくご覧ください!
電力会社の平均年収
電力会社といっても、日本には10個の電力会社が存在します。その10電力会社の平均給料(各社有価証券報告書より)は、
2021年度の10電力会社の平均給料は、786万6526円(42.9歳)です。
続けて、それぞれの会社の平均年収と平均年齢のまとめとなります。
電力会社 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
北海道電力 | 737万2758 | 41.3 |
東北電力 | 793万7033 | 43.4 |
東京電力 | 815万5797 | 44.8 |
中部電力 | 857万8494 | 43.7 |
北陸電力 | 718万5488 | 43.1 |
関西電力 | 820万7912 | 43.0 |
中国電力 | 799万7075 | 42.2 |
四国電力 | 772万2074 | 42.7 |
九州電力 | 766万0406 | 42.5 |
沖縄電力 | 784万8219 | 41.8 |
また、上記のまとめでは発電送電小売会社の集計結果を載せている場合もあれば、送配電部門は分離している場合もあります。
震災以降、ボーナス削減などで待遇が悪くなったのは事実ですが、近年の電力会社は高水準でだいぶ持ち直しています!
参考までに国税庁が発表している、日本の平均給与は433万ですので、電力会社で働ければ平均以上の給料をもらえることは間違いありません。
給与所得者数は、5,245 万人(対前年比 0.2%減、10 万人の減少)で、その平均給与は 433 万円(同 0.8%減、33 千円の減少)となっている。
男女別にみると、給与所得者数は男性 3,077 万人(同 1.5%増、44 万人の増加)、女性 2,168 万人(同 2.5%減、55 万人の減少)で、平均給与は男性 532 万円(同 1.4%減、75 千円の減少)、女性 293 万円(同 1.0%減、29 千円の減少)となっている。
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
入社1年目(新入社員)の給料
ここからは具体的な、入社1年目給料についてお話していきます。
当たり前なことかもしれませんが、
給料は学歴によって大きく変動し、高卒よりも大卒、大卒よりも院卒と学歴が上がるほど基本給(ベース給)は高くなります。
その基本給のおおよその金額は、こちらの通りです。
学歴別 | 額面(万) | 手取り(万) |
---|---|---|
高卒 | 16 〜 18 | 13 〜 15 |
高専卒 | 18 〜 20 | 15 〜 17 |
大卒 | 20 〜 23 | 17 〜 20 |
院卒 | 22 〜 25 | 19 〜 22 |
博士卒 | 27 〜 30 | 24 〜 27 |
【入社1ヶ月目】研修期間中の給料
入社直後から研修期間が始まり、長いところだと約半年ほどありますが、
研修期間中は、残業はできず給料がほとんど基本給のみとなります。
そのため大卒でも普通に給料が20万を下回ります。
しかし、研修期間中は研修施設で寮生活となり、家賃や食費、光熱費などの支出が少ないため、思っているよりは自由にお金を使えます。
最初は、給料が少ないですが支出も少ないです。
【入社6ヶ月目】本配属後の給料
長い研修も終了し、現場へ本配属されてからのは、
研修期間中と比べ、残業や各種手当の追加で給料が跳ね上がります!
こちらはリケイ(大卒)の入社1年目で現場配属後の給料です。
基本給等 | 220,000 |
勤務地手当 | 10,000 |
残業代(25時間) | 65,000 |
その他(作業手当等) | 13,000 |
合計(額面) | 308,000 |
手取り | 268,000 |
※まだ入社1年目なので、住民税は引かれていません。
こちらにある通り、給料が約8万円ほど増えています。
その分、残業でお仕事をしているので帰宅する時間が遅くなっています。
入社1年目の給料にしては、かなり多いのではないでしょうか?
入社2年目の給料(宿直有)
激動の1年間を終えて、
入社2年目になると、さらに給料が上がります!
1年目と2年目の主な違いは、こちらの通りで
基本給は全員が上がり、部門によっては夜勤や当直(宿直)が入ってきて、さらに手当などが増えていきます。
続いて、リケイ(配電部門)の2年目のある月の給料を見ていきましょう。
基本給等 | 260,000 |
勤務地手当 | 10,000 |
残業代(27時間) | 66,000 |
宿直手当(4回) | 36,000 |
その他(作業手当等) | 28,000 |
合計(額面) | 400,000 |
手取り | 330,000 |
※入社2年目は1年目と比べ税金に住民税が加わります。
こちらより基本給が4万円増、宿直手当てが新たに加わり3万6千円増などで、入社1年目の研修時代のほぼ倍近くまでとなっています。
とても新卒2年目の給料とは思えないほどですが、これが現場の特徴であり給料面で困ることは基本的にありません。
こんなにもらえるのでローンを組んで高級車を買う人も普通にいます!
その反面、宿直中のサービス残業や会社に寝泊りすることによる心身の疲労は人一倍溜まっていきます。
詳しくは「電力会社の勤務形態について」をご覧ください。
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リケイさん。
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最後に
電力会社の給料は高水準で、若いうちからたくさんの給料をもらうことができます。
これは配電部門の話ですが、台風対応などによって忙しい時期には月収100万円を突破することもあったり、管理職やベテランになると年収1000万を超えることもあります。
しかし、給料が多いということはその分たくさん働いており、日勤だけでなく夜勤や早朝作業も普通にあります。
台風などの非常災害時は会社に泊まり込みで作業することもあり、これらが辛くて会社をやめたりする人を大勢みてきました。
皆さんは自分が働く上で何を重視するかをよく考えてみてくださいね。
余談ですが、リケイの場合はたくさん給料もらえるよりも自分の時間を優先するライフワークバランスという考え方があっていました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
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それでは次回の記事でまたお会いしましょう!