今回は、「電力会社のパワハラ事情」について解説します。
電力会社は昭和気質の体育会系の文化がいまだに残っている会社のためパワハラが起こりやすい会社です。
こんなに言われるのは、まだ自分が未熟だから・・・
など悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
パワハラ問題は、被害者を鬱病などの精神障害、身体的な被害を与える許せない行為です。
また、周囲の人も容認もしくは気がついていないケースも多いため、パワハラ被害者は泣き寝入りしてしまうケースが多々あります。
以上の3つが分かります。
今回は、「パワハラ被害を受けた時に相談する機関」についても詳しくお話ししているので悩んでいる人はすぐに行動へ移してみてください。
リケイ自身、配電部門時代にパワハラ被害を受けて鬱病となってしまった過去があります。その時の様子や行動についてお話しした記事もありますので一緒にご覧ください。
パワハラとは?
まず始めに「パワハラの定義」についてお話ししていきます。
厚生労働省の職場のパワハラの定義として以下のようにされています。
①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われること
厚生労働省 パワーハラスメントの定義について https://www.mhlw.go.jp/content/11909500/000366276.pdf
②業務の適正な範囲を超えて行われること
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること。就業環境を害すること
定義はわかったよ。
でもさすがに令和になったから、パワハラも減ったんじゃないの?
と思う方もいるかもしれません。
しかし、「職場のいじめ・嫌がさせ」の相談件数は、8万件を超えるなど、年々増加傾向にあります。
また、Job総研による『2021年度ハラスメント実態調査』では、ハラスメント被害の中で20〜30代のパワハラ被害者が6割を占めています。
時代に関係なくパワハラは無くならないことがわかります。
また、最近では「コロハラ」といった「コロナハラスメント」の被害も増加しています。
このようなハラスメントが多い中でも「なにも対処をしなかった」と答えた人は、30%に及びます。
電力会社でパワハラが発生しやすい原因
この記事を書いているリケイは、電力会社は普通の会社よりもパワハラが発生しやすいと考えています。その原因としては、
やはり電力会社は昔からの文化がいまだに残っているところが大きいです。
昔であればあるほどなんでもアリですからね。
そこに体育会系の文化も作用して、人によっては「お前」などの強い口調が頻繁に出ることもあります。
また、電気という24時間監視しなければならないものを取り扱う仕事上、どうしても夜間や休日に勤務しなければなりません。
その際はやはり身体や精神的にストレスは当然かかりますしイライラしやすくなってしまうのは事実です。
電力会社にいるこんなパワハラ上司には注意!
ここからは実際に「パワハラする人の特徴」についてお話ししていきます。
パワハラをしてくる上司には、大きく分けて3つのタイプがあります。自分の上司のタイプを知っておくことで、パワハラ上司を自ら避けることができます。
自分の思い通り動かしたい
自己中心的な人の場合、ほぼ確実と断言できるほど「パワハラ」に発展しやすい傾向があります。
このような自己中心的の人は、
- 部下に対する配慮がない
- 自分のルールが正解と思っている
- 部下がなにを考えているか気にしない
などの特徴があります。
自分の思い通りに動かないとイライラしてしまうため、暴言などのパワハラに繋がるのです。
しかし、このような自己中心的なタイプは、技術系の電力会社の中では「頼りになる」「リーダーに向いている」など、高く評価される傾向があります。
また、ある程度の暴言などのパワハラを周囲の人が容認しているケースが多く、パワハラ被害を受けても「相談する相手がいない」状況になりやすいため、過ぎに対処する必要があります。
作業員に対して、周りより人一倍イライラする人はこのタイプですね。
完璧主義者
会社の中で「完璧にこなす」「常にイライラしている」人がいるなら要注意です!
完璧主義者の人は、
- 自分のルールが最適
- 少しのミスも絶対に許さない
- 部下を自分の派閥(駒)だと思っている
などの特徴があります。
「部下は、自分の出世のためにいる」などと考え傾向があるため、サービス残業強要や体調不良でも会社を休ませないといったパワハラ被害に遭う可能性があります。
リケイは過去に繁忙期で残業時間が多い月には、上司からあたかもサービス残業を強要するようなことを言われた経験がありました。
「俺が若い頃は〜」など、昔の話を頻繁にする人はこのタイプに多いと思います。
言っていることがコロコロ変化する
このタイプの人は、何か失敗すると部下のせいにする傾向があります。
自分は簡単な仕事や得意な仕事ばかり選び、雑用や面倒な仕事を部下にやらせることがあります。
その結果、部下の仕事量が増えて「自宅に帰れない」という被害に遭う可能性が高いです。
また、作業量の相談をしても「こなせないのは、能力が低いせい」と考えるので、誰にも相談できず、うつ病になるケースが多く、転職すらできない状況に追い込まれる可能性があります。
これはリケイの主観ですが、このタイプの人は外面は良くて周りからは慕われているが直属の部下からは嫌われているパターンが多いと感じています。
もしあなたがパワハラの被害に遭ったら?
それでは、「パワハラの被害に遭ったときの対処法」についてお話ししていきます。
まずパワハラ被害に遭ってしばらくすると「会社に行く時間になると、吐き気がする」「なにも楽しいと感じなくなった」など、うつ病や過労死のサインがでてきます。
そのサインが出てから行動しようとしても、「結局は、自分が悪いんじゃないか」と自己嫌悪に陥って、泣き寝入りしてしまう方も少なくありません。
しかし、泣き寝入りしてしまうと「次の転職が怖くてできない」「ひきこもりになる」などの被害者が苦労してしまうケースが多いです。
パワハラを受けた際は、必ず抱え込まずに行動(相談)することが大切です。
信頼できる人に相談する
まずは今の状況を理解してくれそうな信頼できる人に相談してみましょう。
直接的な解決にはならなくとも、話すだけでも心が軽くなります。
また、1人だとどうしても考えがまとまらず視野の狭い判断をしてしまいがちなので周りからのアドバイスを聞いて参考にしたほうがいいです。
話だけ聞いてほしいけど、周りは自分に期待してくれてて身近な人には相談しずらいんだよな・・・
そんな場合には、民間の相談サービスを利用してみてはいかがでしょうか?
こちらのサービスでは、フラットなキャリア相談サービスができることが特徴です。
職場の人間関係からキャリアプラン、このままではなんか不安という人まで幅広い相談が可能です!
上司や人事関係者へ環境を変えてもらうように打診する
自分の中で考えがまとまっているのなら、現状の環境を変えるように行動していきましょう。
パワハラ被害者によくありがちなのが、
こんなことで悩んでる自分・・・
やっぱり私は社会人としてダメなんだ・・・
と考えてしまいがちですが、たまたまその環境でうまくいかなかっただけであり、あなたが社会人としてダメであるわけではありません!
パワハラは人などの相性が1番の問題なので、環境を変えてあげれば解決することが多いです。
リケイはこのパターンで部署移動をして、大復活しました!
公的機関に相談する
「もうこの会社はあてにならない!」と思った場合、公的機関に相談することが最適です。
相談内容に応じて労働局や労働基準監督署の総合労働相談コーナー。みんなの人権110番などが挙げられます。
また、法制度や関係機関の相談窓口を紹介してくれる法テラス(日本司法支援センター)の利用もオススメです。
もし可能であるなら、パワハラの状況を録音することができると良いでしょう。
現状に不満があるなら転職も検討しよう!
人間関係で悩んでいるなら、思い切って転職するのも1つです!
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dodaまた、転職エージェントに登録すると自分専用の担当者がついてくれて様々な転職活動のサポートをしてくれます。
具体的には、担当者へ電話やメール(ライン)で希望業界や年収を伝えたらその意向に沿ってくれます。
面接後半になると・・・
リケイさん。
企業から年収400万円と提示されていますがいかがですか?
それだとちょっと低いですね・・・
年収500万円なら即決しますと交渉お願いします。
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dodaの特徴として・・・
自分の適性(強み)がわからない人へ
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という人には、転職アプリのVIEWがオススメです!
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最後に
ここまで、電力会社のパワハラ事情についてお話ししてきました。
本文中でもお話ししましたが、電力会社はパワハラが起こりやすい企業体質だと感じています。
実際に、電力会社でも2011年にパワハラ被害で自殺してしまった方もいます。
リケイの同期でもパワハラを被害者は数人おり、退職してしまった人もいます。
パワハラ被害は、想像以上に精神的ダメージが大きく、自分の生活を脅かす最大の敵です。
自分がパワハラを受けていて、精神を消耗してもパワハラ上司は「自分がパワハラをしている」と気付いていないケースも多くあるのです。
また、「話し合えば…」と思っても、パワハラする人はコミュニケーションを取れない方が多いのです。
そのため、自分の身を守るためにこの人はやばいと割り切る必要があるとも思います。
辛いときには自分だけでパワハラ被害と戦わず、公的機関などに相談して「自分に不利がない」状況に持っていくことがパワハラ被害をなくす第一歩となります。
このブログを読んで、少しでも快適なキャリアライフを過ごせるようになってくださるといいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
Twitter(@rikei_zatsumama)で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう!