今回は「なぜ、電気料金はこんなにも高いのか?」についてお話ししていきます。
クーラーやパソコンなど、私たちの生活に欠かせない電気ですが
こんなに高いの?
なんか最近高くない?
ロシアとウクライナの戦争が原因でまた電気料金が上がるらしいな?
俺たちになんの関係があるんだ?
と感じる人が多いのではないでしょうか?
今となっては私たちの生活に欠かせない「電気」ですが、「どうして、こんなに高いのか」「電気代ってなに基準で決まるの?」などその内訳を知らない人が多いと思います。
以上の3つがわかります。
今回は、電力料金見直しのためのおすすめ電力会社も紹介してますので是非行動に移してみてください!
電気代を構成しているのは?
まず始めに、「電気料金の内訳」についてお話ししていきます。
いきなり結論から申しますと、
の4つになります。
これからはそれぞれの内容について解説していきます!
基本料金(最低料金)とは?
基本料金とは、電気を使用しなくてもかかってしまう最低料金のことです。
この基本料金は、契約アンペア(A)によって変わり、この「契約アンペア」が高ければ高いほど基本料金は高くなります。
そのため「契約アンペア」を低くすれば基本料金は下がるのですが、一度に使える電化製品の数が限られてしまいます。
電化製品を使いすぎて、ブレーカーが落ちてしまう経験は誰もが1度はあるのではないでしょうか?
従量料金とは?
従量料金とは、電気の使用量によってかかる料金のことです。
簡単に言えば、電気を使えば使うほど電気代が高くなります。
一般的にこの従量料金が皆さんの支払っている電気代の大半を占めているかと思います。
この従量料金は契約する電力会社によって異なっており、少しでも安い電力会社を契約することで毎月の電気代を削減することができます。
燃料費調整額とは?
燃料費調整額の定義についてとなります。
燃料費調整額とは、「燃料費調整制度」と呼ばれる仕組みに基づき、家系の電気代へ自動的に加算・減額される費用です。
Ever Green 燃料費調整額ってなに?仕組みや確認方法をご紹介
何やら難しいことが書いていますが、発電所で電気を作るために必要な石油や天然ガス(LNG)などが必要なのですが、その燃料価格は日々変化しています。
そのため、その価格変化分を電気代に反映させているイメージです。
再エネ賦課金とは?
再エネ賦課金とは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に基づいたものです。
名前も長く少し分かりずらいですが、簡単にいうと太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電した電気を売った際にかかる費用のことです。
これは再生可能エネルギーで電気を発電している人してない人関わらず、電気を使う全ての人が支払っています。
2022年2月時点では1kW辺り3.36円となっています。(出典:新電力ネット再生可能エネルギー発電促進賦課金の推移)
一般的な家庭で300kWh電気を使用しているとすると、再エネ賦課金で月額1008円かかっています。
電気代が高くなる原因とは?
次に皆さんが日に日に感じている「電気代が高くなる原因」について解説します。
皆さんが感じているとおり、年々電気代は上昇傾向にありこの記事を書いている2022年2月では過去5年間で最高値を記録しました。
ではなぜこんなにも電気代が上昇しているかと言うと、ここ最近は「燃料費調整額」による影響が大きいです。
上記で電気を作る燃料として石油や天然ガス(LNG)が必要であり、その燃料価格は日々変動しているとお話ししました。
つまり、ここ最近はこの燃料価格が高騰しているために「燃料費調整額」が増え電気料金が上がっているのです。
燃料価格が上がる要因としては、
が挙げられます。
一時は新型コロナウイルスによって電力需要が減り、電気料金も下り気味でした。
しかし、ワクチン普及による経済回復で電力需要が増加したことや燃料輸送のトラブルなどによって燃料が不足したことが原因とされています。
また、ロシアによるウクライナ侵攻によって液化天然ガス(LNG)の燃料供給に支障が出る可能性があるため燃料価格が高騰しています。
この燃料費調整額は、世界情勢によって影響を受けてきます。
電気代の節約方法
次に、「電気代を少しでも安くするための方法」についてお話しします。
毎月の電気代を安くするには以下の2つの方法が有効です。
電力会社の変更
電気代を安くするための方法で最も有効なのが、電力会社の見直しです。
電気代の内訳である、「基本料金」と「従量料金」の2つは契約する電力会社毎によって変わります。
逆に言えば、「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」は電力会社によって差はありません。
2016年以降の電力自由化によって契約できる電力会社は増え、現在では基本料金が無料の電力会社も出てきています。
1人暮らしの人など、電気をそんなに使わないと言う人は基本料金が安いところがオススメです!
オール電化のお家などで電気をたくさん使う場合には、基本料金よりも従量料金が安い電力会社に契約変更するだけで毎月数百円〜数千円ほどの節約することができます。
どこの電力会社にすればいいかわからない人は、シミュレーション比較をして最適な電力会社を決めましょう!
契約変更と言っても、大掛かりな手続きは必要なく電話1本ですぐ完了します!
最新家電製品への買い替え
また、最近は省電力で動く家電も増えてきているので買い替えすることもオススメです。
特に昔の家電製品は消費電力が大きいものもあり買い換えるだけで電気代を節約することができます。
LED電球や冷蔵庫は常に使用しているので、節約効果は大きいです!
最後に
今回は「電気料金が高い理由」について解説しました。
電気は毎日必ず使用するものですが、その料金の内訳について理解している人は多くありません。
そのため仕組みを理解しておくことで、節約できる場面もかなり多いです。
特に電力会社の見直しについては、多くの人が実践することで電気代が安くなると思います。
まずは電気料金シミュレーションを実施して、契約している電力会社よりも安いところがないか調べてみましょう。
携帯会社と違って電気に品質は会社毎に違いはありませんからね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。
Twitter(@rikei_zatsumama)で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう!