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【企業研究】採用人数?部門?学歴?電力会社の新卒採用について解説!

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。
学生さん
学生さん

電力会社に入社したいけど、採用人数ってどのくらいなんだろ?

部門や学歴ごとにやっぱり採用人数って違うのかな?

という方に向けて、「電力会社の新卒採用」について解説していきます。

この記事では
  • 電力会社の概要
  • 10電力会社の過去6年間の採用人数
  • 10電力会社の学歴別(事務系・技術系)の採用人数
  • 部門別の採用傾向

の4点がわかります。

この記事を書いているリケイも大学時代に就活を経験し、入念な業界研究をした上で選考に挑みました。その結果、無事電力会社の社員として入社することができました。

この記事を読むことで、自分の希望している部門の採用傾向がわかり、今後の就活に活かすことができるでしょう!

リケイ
リケイ

電力会社に入社したい人は、最後まで読んでください!

それでは本編となります。

電力会社の概要と3つの部門

まず、電気を皆さんの家庭で使用するまでに大きく3つの部門があります。

電気の流れ
  1. 発電部門 (電気を作る
  2. 送配電部門(電気を送る
  3. 小売部門 (電気を売る

電力会社に入社すると、この3つの部門からさらに細かい部門に配属されていきます。

発電部門(作る)
  • 火力発電
  • 水力発電
  • 原子力発電
送配電部門(送る)
  • 変電
  • 送電
  • 配電
小売部門(売る)
  • 大型工場
  • オフィス
  • 一般家庭
リケイ
リケイ

「私は発電部門の水力発電を希望します!」など

就活では、部門と希望配属先まで決めておきましょう!

過去6年分の10電力会社採用人数

過去5年分の各電力会社の新卒採用人数についてまとめていきます。

新卒採用人数の要点
  • 東京電力・関西電力・四国電力の3社は増加傾向
  • 北陸電力は減少
  • それ以外の電力会社は横ばい
電力会社2018201920202021202220232024
北海道電力17196108153141147157
東北電力275303325290248238216
東京電力220276463566520611726
中部電力410398392417391410427
北陸電力140135137132118117107
関西電力320314373448426413413
中国電力240198200200200234???
四国電力7792107112127125127
九州電力248233279257237232???
沖縄電力※17171716171924
電力会社の過去6年間の新卒採用実績

出典は、各電力会社の採用実績や採用計画を参照しています。

※沖縄電力は、高卒採用が含まれておりません。

学歴別(事務系・技術系)採用傾向

10電力会社の学歴別の事務系・技術系の採用人数についてまとめていきます。

採用傾向の要点
  • 大学(院)卒の割合が高く、全体の半数を超える会社も
  • 技術系が全体採用の70%以上を占める
  • 事務系は基本的に大卒以上が対象

こちらのまとめについては、各電力会社の採用実績(計画数)より参照しています。

北海道電力

学歴事務系技術系合計
大学
大学院
275380
高専1515
高校53540
合計32103135
出典:北海道電力_2022年度採用計画について

データは北海道電力と北海道電力ネットワーク(送配電部門会社)の合計人数となります。

リケイ
リケイ

北海道電力は、採用される学歴が大学(院)卒が半数以上を占めていますね!

東北電力

学歴総合コース(事務系)技術コース(技術系)合計
大学
大学院
4177118
高専
高校
130130
合計41207248
出典:東北電力・東北電力ネットワーク_採用情報_04.採用情報

データは、東北電力と東北電力ネットワーク(送配電部門会社)の合計人数となります。

年度にもよりますが、高専・高校卒の人は100%技術系採用になりますので注意しましょう!

東京電力HD

学歴事務系技術系合計
大学
大学院
57260317
高専
短大
専門
高校卒
7196203
合計64456520
出典:東京電力ホールディングス_2022年度新卒採用状況について

東京電力HD(5会社)全体の人数となります。

東京電力は発電・送電・小売部門以外に東日本大震災による廃炉部門もあり、電力会社の中で採用数は最多です!

中部電力

学歴事務系技術系合計
大学
大学院
48120168
高専
短大
専門
284348
高校152175
合計76315391
出典:中部電力_2022年度定期採用計画および2021年度キャリア採用計画について

データは、中部電力(発電)・中部電力パワーグリッド(送配電)・中部電力ミライズ(小売)の3社合計となります。

中部電力の火力発電部門はJERAに統合され、中部電力本体では原子力、水力、再生可能エネルギーがメインとなります。

北陸電力

学歴事務系技術系合計
大学卒
大学院
215071
高専卒1910
高校卒83139
合計3090120
出典:北陸電力_2022年度新卒採用計画および2021年度キャリア採用計画

こちらも北陸電力(発電・小売部門)・北陸電力送配電の2社の合計となります。

関西電力

関西電力については、各種コース分けがあるためこちらのリンクよりご確認ください。

関西電力_採用データ

四国電力

学歴総合コース(事務系)エリアコース(事務系)技術系合計
大学
大学院
20人程度40人程度60人程度
大学
短大
専門
15人程度15人程度
高専卒20〜25人程度20〜25人程度
高校卒20〜25人程度20〜25人程度
合計20人程度15人程度85人程度120人程度
出典:四国電力・四国電力送配電_2022年度採用計画について

四国電力・四国電力送配電の2社合計データとなります。

他の電力会社と比べると事務系採用の割合が高いのが特徴です。

中国電力

学歴中国電力
事務系
中国電力
技術系
中国電力ネットワーク
技術系のみ
合計
大学
大学院
442645115
高専092534
高校10113051
合計5446100200
出典:中国電力・中国電力ネットワーク_2022年度採用計画について

中国電力と中国電力ネットワークの2社合計データとなります。

採用の半数が送配電部門で占めており、火力や原子力などの中部電力本体の技術系が比較的狭き門となっていますね。

九州電力

学歴事務系技術系合計
大学卒
大学院
5974133
高専
高校卒
124124
合計59198257
出典:九州電力_採用実績

こちらの表は2021年度の採用実績からとなります。

事務系採用は大学(院)卒のみとなりますので、注意してください。

沖縄電力

学歴事務系技術系合計
大学
大学院
51217
高専
短大
専門
000
合計51217
出典:沖縄電力_2023年度社員募集要項【参考情報】採用実績

※高校卒のデータは含まれていません。

採用人数が非常に少なく、他の電力会社と比べ特色が違うのが特徴です。

リケイ
リケイ

沖縄電力だけは制度や環境的(設備)に異色と言われたりもしています。

部門別採用傾向

東京電力のみ各部門会社ごとの採用実績がありましたので載せておきます。

会社名採用人数採用割合【%】
東京電力ホールディングス(株)14026.9
東京電力フュエル&パワー(株) ※1
東京電力パワーグリッド(株)26851.3
東京電力エナジーパートナー(株)5410.3
東京電力リニューアブルパワー(株)5811.1
合計520100 ※2
出典:東京電力ホールディングス_2022年度新卒採用状況について

他の電力会社でも送配電部門の採用割合が半数を占めています。

また、東京電力ホールディングスの原子力関連(廃炉含む)事業の影響もあり採用人数が多いです。

※1.東京電力の発電部門は、中部電力と統合してJERAになったため新卒採用はそちらで行われます。

※2.四捨五入の関係上、完全に100%となりません。

リケイ
リケイ

会社にもよりますが目安としては、

発電部門30%・送配電部門50〜60%・小売部門10〜20%が一般的です。

電力会社に入りやすい部門とは?

学生さん
学生さん

少しでも電力会社に入社する確率をあげたい場合は、どこがいいんだろ?

電力会社に入社する可能性が高い部門は・・・
  • 定員最多の送配電部門
  • 穴場は原子力発電部門

配属人数(割合)最多は送配電部門の配電!

送配電部門の中でも、配電部門配属となる人が1番多い!

送配電部門の配属割合
全体を100%とした場合・・・
  • 変電  25%
  • 送電  15%
  • 配電  40%
  • その他 20% (系統運用・通信・土木・用地等)

配電部門は、電柱や電線など私たちの生活に1番身近な部門です。

そのため管理する設備数が圧倒的に多く、街中から農山村まで広範囲にわたるため採用人数が多くなります。

賛否両論ある原子力発電部門

原子力発電部門は、穴場とされています。

その理由は、原子力発電について賛否両論さまざまな考えがあるからです。

原子力部門に対する考え
  • 本人が原子力に悪いイメージがある
  • 家族や親戚など周囲を気にしてしまう
  • 日本の原子力事情や将来性について不安
リケイ
リケイ

これらの考えがあるため、他部門と比べて応募人数がある程度絞られます。

今後の採用傾向

電力業界は今後採用を増加していく可能性が高いです。

採用増加要因
  • 社員の高齢化により退職者が激増
  • 少子化による若手人材の囲い込み
  • 脱炭素化などインフラ業界の大変革時代突入
リケイ
リケイ

インフラ企業の膨大な設備を保有しているため維持管理だけでも大変ですが、そこから脱炭素に向けて新規事業の取り組みをするにはどうしても人手が必要です。

まとめ

ここまで電力会社の新卒採用数についてお話ししてきました。

本記事の結論
  • 電気は作る・送る・売るの3部門
  • 過去5年間の採用人数は増加もしくは横ばい傾向
  • 学歴は大学(院)卒とそれ以外の割合は、5:5 or 6:4
  • 技術系採用が全体の70%以上を占める
  • 事務系なら基本的に大学(院)卒
  • 配属先の半数以上が送配電部門
  • 入りやすい部門は、送配電部門(配電)・原子力発電
  • 今後の採用は増加傾向

電力会社は人気が高く、ライバルも多いです。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

普段は電力会社の情報・体験談などをブログで発信しています。

Twitter@rikei_zatsumama)で電力会社事情を発信していますのでフォローお願いします。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう!

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